ホビーカヤックの安全性と安定性
釣りに特化することで、走破性よりも安定性を重視。船体デザインはセーリングで得た知識と技術を取り入れ、横揺れに強い相同型を採用。フラットでワイドになったことにより、スタンディングでのキャストを可能にし、様々な道具を身近に配置することでさらに快適性も高まった。
特筆すべきところは、水上での快適性を追求するが故、椅子の開発に特化したチームが存在する。水上での快適性にとことんこだわりぬいた開発姿勢が安定性、安全性に大きく貢献している。
ホビーカヤックの機動力
MirageDrive/ミラージュ・ドライブはペダル漕ぐことでキックアップフィンと連動し、浅瀬の障害物にフィンがぶつかった場合、自動的に船体に格納され、障害物を回避した後、再びフィンが展開する機能も手に入れた。結果、パドルや帆に代わる力強い推進力と走破性を兼ね備えることとなった。
キープキャストでの展示の様子（提供：TSURINEWS編集部 牧田亘）グレッグ・ケッターマンによって開発され、特許を取得した革新的なMirageDrive/ミラージュ・ドライブは現在のHOBIE社の代名詞ともなる足漕ぎ装置として、カヤックやセーリングの新しい楽しみ方を実現する機動力の源となっている。
ホビーカヤックの操作性
ホビーカヤックの心臓部となるMirageDrive/ミラージュ・ドライブは、直進型のGT、前後進型の180、全方向型の360の3タイプが存在する。
小回りの効くホビーカヤック（提供：HOBIE JAPAN）特にMirageDrive 360/ミラージュドライブ360は手元のハンドルを操作することで、異次元の小回り性能を実現している。これにより、ポイントでのホバリングはもとより、渓谷やマングローブのような入り組んだ狭い環境で抜群のパフォーマンスが期待できる。
釣果アップにも直結
ミラージュドライブ／MirageDriveを搭載したホビーカヤックは、ボートではエントリーできないシャローをはじめ、移動中に見切られたり、見過ごされたポイントをゆったり開拓することが可能なため、思わぬ好ポイントや、魚の群れに出くわす可能性を秘めている。
ホビーカヤックでマダイキャッチ（提供：HOBIE JAPAN）さらに、エンジンやプロペラなどの動力による魚へのストレスもないため、ポイントを丹念に探ったり、魚探トレースで将来有望になりそうなポイントにマーカーを付けていける事も将来的な釣果アップにつながるだろう。
