「春爆」開始は目の前

東京湾では、年末年始に産卵のため湾口に下っていたシーバスが、大仕事を終えて例年通り湾央の深場に集結。現在はジギングでの最盛期。表水温10度以下の時期は、水深15~30mの宙層から底層に群れをつくっていることが多いことから、ジギングで攻めることが一番効率のいい釣り方だ。

下がり切った水温から10度を超えると、春を意識した個体はシャローに上がって、積極的にエサを追うようになる。そして、この時期のキャスティングでのキモは『デッドスローのタダ巻き』。産卵後で体力回復中の魚は、早い動きよりも遅い動きのほうが圧倒的に口を使うと感じている。

東京湾シーバスジギング釣行で65cm頭に連発【林遊船】キャスティングでも連打林遊船でシーバスキャッチ(提供:週刊つりニュース関東版APC・奥野忠弘)

また、デイシーバスのシャローでは、船や人影でのプレッシャーも大敵。ミノーやバイブをできるだけ遠投し、カウントしたあとはルアーが潮の流れで動く最低限の速度でゆっくり巻き続ける。

例年、この時期に開幕する沖のデイキャスティングは、春一番が吹き荒れ水温が上昇すると、さらにヒートアップする。今後はジギング船に乗る際も、キャスティング用のスピニングタックルもしのばせておくと、縦の釣りと横の釣りの両方を楽しめる場面が増えると思う。

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<週刊つりニュース関東版APC・奥野忠弘/TSURINEWS編>

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この記事は『週刊つりニュース関東版』2023年3月3日号に掲載された記事を再編集したものになります。
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