国際カードブランドの大手Mastercardは、世界各国のカード発行会社に決済システムを提供している。世界シェア2位を誇るMastercardはどのようなブランドなのか、メリットやデメリット、グレードや代表的なカードについて紹介する。

Mastercardの歴史と特徴

Mastercardの本社はアメリカにある。しかし、Mastercardの歴史を辿ると、2002年にヨーロッパのEuroCard(ユーロカード)と合併し非公開株式会社となった後、ニューヨーク証券取引所に上場している。そのため会社設立当初はヨーロッパ圏の会員が多かったが、現在では世界各地に加盟店を持つほどまでに拡大している。決済関連のレポートで有名な「ニルソンレポート」によると、世界の購入取引件数のシェアはVISAが56%、Mastercardが26%で、この2ブランドだけで世界シェアのおよそ8割を占めていることがわかる。

Mastercardのメリット 海外でもストレスなく使用可能

Mastercardの強みは、世界各国に約4,000万店もの加盟店を持っていることだ。海外での利便性も高く、現金を持ち歩くのが不安な旅行先でも、Mastercardがあれば必要な時に必要な分だけキャッシングをすることもできる。海外のATMを検索するアプリも利用できるため、旅行先でもスムーズにショッピングを楽しめる。

またMastercardは、カードブランド独自のサービス「プライスレスジャパン」を展開している。このサービスは、「お金では買えない価値のある日本の魅力を紹介する」をテーマに、食事や観劇などのプレミアムプランを提供している。

Mastercardのグレードを紹介

Mastercardブランドでは、スタンダード、ゴールド、チタン、プラチナ、ワールド、ワールドエリートの6つのグレードが用意されている。

得られる特典はグレードで異なるが、基本的にはスタンダードに付帯される以下の特典をベースに、さらにグレードアップしたサービスが受けられる。

  • 海外ATMの利用可能
  • 24時間365日緊急サービス
  • ライフシーンで利用可能
  • 海外旅行に役立つスマートフォンアプリを無料提供
  • 海外旅行に役立つ利用手引きの無料案内
  • カード不正使用を補償する「ゼロライアビリティー」
  • 国内に特化した「Priceless Japan(プライスレス・ジャパン)」サービス

    ゴールドではこれらに加えて、国内の高級ホテル・旅館の予約やゴルフ場の手配、海外旅行時にかかる諸費用の割引などのサービスが受けられる。チタンになると、スタンダード・ゴールドの特典にプラスして、通常では利用できないメンバー限定のゴルフコースの利用や、全国200店の有名レストランを2名以上の利用で1名無料などのサービスも付帯される。

    ちなみにワールドグレード以上は、一般で言うブラックカードレベルのグレードなので、一気に審査のハードルが上がるようだ。

    代表的な提携クレジットカードの紹介

    Mastercardは提携企業が豊富なこともあり、利用シーンによって使い勝手の良いカードを選択できる。日本国内で発行されている代表的なカードで、ポイント還元率が高い2つのクレジットカードを紹介する。

    Amazonでの買い物で還元率2.0%!注目度の高い「oricocard THE POINT」

    Mastercardの中でも特に還元率や利便性が高いとされているのが「oricocard THE POINT」だ。

    年会費無料はもちろん、ETCカードも家族カードも無料だ。還元率は通常1%だが、Amazonユーザーなら買い物の度に2%のポイントが還元される。さらに、入会後半年はポイント還元率が2倍になるため、大きな買い物を予定しているタイミングで入会するとおトクだ。

    また電子マネー機能も充実しており、iDとQUICPayの一体型というだけでなくApplePayにも対応している。ネットでも実生活でもポイントが貯まりやすいカードなので、持っておきたい1枚だ。

    楽天市場での買い物で還元率3.0%!イベントでポイントが貯まる「楽天カード」

    ポイント還元率が高く、年会費無料、さらに最高2,000万円の海外旅行時の補償が付いているのが「楽天カード」だ。

    通常の買い物ではポイント還元率は1%だが、楽天市場での買い物なら3%になる。さらに、ポイント10倍などのキャンペーンが実施されることが多いため、楽天ユーザーであればお得感を充分に感じられるだろう。

    電子マネーは楽天Edyに対応しており、チャージするだけで200円で1ポイントが付与される。さらに楽天Edyで支払うことで200円につき1ポイントが付与されるため、ポイントが二重で貯まることも押さえておきたい。

    文・佐藤愛美(フリーライター)
     

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