ウキ釣りでシマアジ手中
ここまではミャク釣りで狙っていたが、ウキ釣りのお客さんは枠の中央でよくアタっている。エサは黄色の練りエサのようだ。
それを見て、私もウキ釣りに変えてタナを取り直し、マダイイエローで中央を狙うとアタリがあった。一人釣行なので、人の仕掛けやエサを見て情報を得る。大事なことだ。
やがて放流時間がやってきた。放流後は青物の活性が一気に上がるので大チャンスだ。早速ハリのサイズを大きくして冷凍イワシを付けてやってみると、エサに興味を示すが見切ってしまう。少しつぶしてみたり、切って小さくしてみても同じような反応だ。
あれこれ試していると足元にシマアジの姿が見えた。すぐにマダイイエローで狙うと、エサが消えた。シマアジが食ったのが見えていたので、すぐにアワセを入れる。口切れが怖いので慎重にやり取りしてキャッチした。
シラサエビの房掛けでワラサヒット
青物がずっと目の前を泳いでいるが、どのエサを落としても目の前で見切って行ってしまう。シラサエビへの反応が良かったので、シルエットを大きく見せるために房掛けにしてみた。すると今まで見切っていたのは何だったのかと思うほど違和感なく口を使った。すぐにフッキングを入れて「青でーす!」とコールする。力強い引きに耐えると、上がってきたのは立派なワラサだった。
青物狙いは、アジやサッパ、マイワシなどの生きエサに加え、冷凍カツオなども釣果アップにつながる。いかにたくさんの種類を持参してローテーションできるかが釣果のカギとなる。
エギングで大型アオリイカ
その後は沈黙の時間が続き、曇っていた天気が晴れてきて魚の姿が見えなくなっていたので、サオを出すのをやめ、釣り堀の外側でエギングをやってみる。前日に正徳丸のスタッフがイカを釣ったと聞いていたのだ。
どの辺りで釣れたか聞いて同じところに投げると、すぐにティップまで持っていく気持ちのいいアタリが出た。イカ独特の引きを感じながら寄せてくると、でかい!スタッフにすくってもらい、この1匹に満足して納竿とした。
これからどんどん暖かくなって釣りやすい気候になってくる。正徳丸ではイシダイを入れだしたようだ。皆さんが行くころにはたまってきて釣りやすくなっていると思うので、ぜひ狙ってみてほしい。また、外海はアオリイカのいいポイントなので、こちらも狙ってみると面白いかも。
<週刊つりニュース中部版APC・関口真稔/TSURINEWS編>
正徳丸