昨年9月19日に開催された『オールジャパンフィットネスチャンピオンシップス2023』は、JBBF(日本ボディビル・フィットネス連盟)のメンズフィジーク階級別の王者が決定する戦い。メンズフィジークといえば、ボディビルほど筋量が求められず、逆三角形のかっこいいシルエットが目を引く種目になる。筋量勝負ではないことからもビギナーが取り組みやすく競技人口を拡大し、現在日本で最も多いカテゴリーだ。
本日3月10日に発売された『アイアンマン2023年4月号』では、昨年のメンズフィジーク王者たちの『段階別カラダ改造法』を特集している。
階級別で優勝し、オーバーオール(無差別級)でも王者となった伊吹主税選手は高校3年生のときに「ホームランを打つため」に筋トレを開始。いわゆる自重トレーニングで鍛え始めてから、メンズフィジーク競技で王者になるまでのトレーニングと意識したポイントを紹介している。
また、180cm超級王者の直野賀優選手はモデル時代の細いころから、現在のバルクのあるメンズフィジーク選手になるまでの過程がその時々の考え方・トレーニング法などとともに語られており、細かった身体がいかにして大きな筋肉を纏ったのかが分かる。なかなか筋肉が付かないと悩んでいる人の参考になるだろう。
180cm以下級王者の穴見一佐選手は高校3年生のころは肩幅が広いとは言えなかったが、現在は肩が武器とも言えるほど発達しており、努力次第では肩を進化させることができるというのが分かる。
競技者のための内容だけでなく、5人の王者たちから、筋トレ初心者へのアドバイスが掲載されており、伊吹選手は「「筋肉はそう簡単に増えることはありませんので、いかに効率よく対象部位に扱う重量を効かせることができるかがポイントになると思います。また、自分の狙いたい対象部位に効いているのかを理解、把握することもとても重要だと思います。例えば、今日は胸が張ったではなく、胸のどこが張ったなどです」」とトレーニング中の意識の重要性を紹介。
来週には桜も開花が予想され、春本番。そしていよいよ夏が訪れる。サーフパンツが似合うかっこいい身体を手に入れるためにメンズフィジーク選手のカラダ改造法を参考に筋トレに励んでみたいものだ。
次ページ:メンズフィジーク王者たちの筋トレ開始以前と優勝ボディ