DF角田涼太朗
不安が残る将来のDFリーダー
横浜FMの将来のDFリーダーとなるであろうDF角田涼太朗も、この日のパフォーマンスは満足のいくものではなかった。1失点目のシーンでは、DF小池の競り合いに対して、カバーなのかMF小柏のマークなのかはっきりしない、中途半端なポジションを取ってしまった。難しいシーンではあったが、ここに至るまでの判断が悪かったと言わざるを得ない。
また、失点にはならなかったものの64分のシーンでは、札幌のGKク・ソンヨンのボールに対し、角田がフリーの状態でヘディングで対応するもこれをMF荒野拓馬に拾われてしまう。結果、荒野がシュートまで持ち込んだ。GK一森の正面で事なきを得たが、落ち着いて処理すれば角田にとっては難しくないプレーである。このようなプレーを無くせる選手なだけに今後に期待である。
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MF渡辺皓太
存在感を出せなかったダイナモ
いつもなら縦横無人に走り、様々な場面に顔を出し続けるダイナモ(中盤で運動量が豊富な選手)MF渡辺皓太が、この試合では静かであった。試合を通じて、ランするエリアに札幌が人を配置しており、かなりMF渡辺を消していたと言える。つまり、渡辺が静かであったのではなく、札幌のディフェンス方法がハマっていたと考える方が正しい捉え方だろう。
しかし、そんな状況の時にこそ、渡辺には色んなところに顔を出し続けピッチを走りまわって欲しい。それができる選手だからこそ、横浜FMの中盤のポジションを獲得したのである。次節以降に期待したい。