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セルティックのアンジェ・ポステコグルー監督が、日本人選手に対する英国内での評価を一変させている。セルティックでFW古橋亨梧やFW前田大然、MF旗手怜央が活躍する中、現地記者が指揮官の手腕を絶賛。かつてアーセナルが名古屋グランパスからアーセン・ベンゲル監督を引き抜いた時の人々の反応にも言及している。
セルティックは2021年6月に横浜F・マリノスからポステコグルー監督を引き抜くと、日本人選手を相次いで獲得。ポステコグルー体制1年目にスコットランド1部リーグ制覇を成し遂げると、今季はすでにスコティッシュリーグカップで優勝。古橋亨梧がリーグ得点ランキング首位を走るなど、日本人選手の活躍が目立っている。
英メディア『スカイスポーツ』のマイケル・ブリッジ記者は、「ポステコグルー監督はすでにセルティックの象徴的な人物になっている」と、セルティック指揮官の功績に言及。
「ポステコグルーがセルティックにやって来た時、周りの人々は『この人は誰なんだ?日本から来たらしいけど、日本のサッカーなんて見ていない』と言っていた。彼に対して傲慢な態度だったんだ」と、“Jリーグ格下扱い”への不快感をあらわにする。
そのJリーグから欧州挑戦の成功例には、1996年にアーセナル監督に就任したベンゲル氏も当てはまる。アーセナルは当時、イギリス国外からの監督招へいが初めてだった。それだけにベンゲル氏には現地メディアから懐疑的な視線が向けられていたものの、2003/04シーズンのプレミアリーグ無敗優勝をはじめ数多くの実績を積み重ねていた。
ブリッジ記者は「名古屋グランパスを率いていたアーセン・ベンゲルがアーセナルの監督に就任した時も『日本のサッカーは見ていない』という反応があった」と、Jリーグからやって来た指導者としてポステコグルー監督とベンゲル氏を比較。
「ポステコグルーは本当によくやっている。セルティックを新たなレベルに引き上げたんだ」と、改めてポステコグルー監督の手腕を称えている。