柴崎岳(レガネス/スペイン)
カタールW杯を目指すアジア予選では、失点に絡むミスもあるなど一時は低調な時期もあったMF柴崎岳。本大会では招集こそされたものの出番はなし。2018年のロシアW杯では主軸として日本のベスト16に貢献しただけに、カタールW杯は柴崎にとって屈辱的な大会になったとの見方もできるだろう。
所属先であるスペイン2部のレガネスでは、直近の試合を見ても出場機会を得られており、十分戦力として見ることはできる。しかし、代表の中盤は世代交代が推し進められ、W杯の成功例もあることから割って入るのは困難を極めるはずだ。一方で、W杯で起用された前線の選手やその戦い方を見ていると、裏への抜け出しや爆発的なスピードを武器とする選手も多く、柴崎の持つ広い視野と精度の高いパスが生きる場面もある。
30歳を迎え、代表に招集され続けるのであればピッチの内外でチームを牽引すべき年代になってきた柴崎。Jリーグへの復帰の噂も聞こえてくる中、再び日本代表で輝くことができるのか、動向に注目していきたい。