入り組んだ細い路地の多い台南では、レンタサイクルが必要不可欠。
2017年より多くの旅人の移動手段として親しまれてきた公共レンタサイクル「T-Bike」は、このたびYouBikeへと移行されました。
そこで今回は、T-bikeとYouBikeの違いや借りる時の注意点、利用方法などをご紹介していきます。
台南旅行を計画中という方は、ぜひ情報収集にお役立てください。
目次
T-BikeとYouBikeは何が違うの?
Youbikeには2種類ある
T-BikeとYouBikeは何が違うの?
台湾を訪れたことがある方はきっと「YouBike」という名前は耳にしたことがあると思います。
しかし「T-Bike」にはあまり聞きなじみがないのではないでしょうか?
「T-Bike」とは、2017年の初めから2023年の2月まで、台湾南部の街、台南だけで運用が行われていた公共レンタサイクルのサービスです。
たびこふれでも、以前「T-Bike」を紹介させていただきました。
一方の「YouBike」は、台北、新北、桃園、新竹、苗栗、台中、嘉義、高雄、屏東ですでにサービスが提供されている公共レンタサイクルです。
台南では、77個のT-Bikeステーションがありましたが、2023年3月以降は、すべてYouBikeへと移行され、ステーションの数は今後さらに増えていく見込みです。
YouBikeへの移行が行われ、ステーションの設置個所や自転車の台数が増えれば、市内の移動はますます便利になり、排気ガスの削減にもつながります。
またT-Bikeの場合、サービス提供が台南のみに限られていたため、必ず台南で返却を行う必要がありましたが、YouBikeであれば市をまたいだ返却も可能になります。
Youbikeには2種類ある
今回台南で運用が開始されたYouBikeは「YouBike2.0」という最新バージョンです。
しかし、YouBikeには、1.0という旧バージョンもあり、場所によっては1.0だけが利用できる地域もあれば、1.0を2.0を併用している地域もあります。
先ほど、市をまたいでの返却も可能とお伝えしましたが、1.0と2.0には相互性がないため、仮に2.0バージョンを借りた場合は、返却時も2.0のステーションに返却する必要があります。
ちなみに、台南のお隣の嘉義と高雄も2.0を導入しているため、相互利用が可能です。
それぞれの地域でどのバージョンを利用することができるかは、公式サイトにて確認することができます。

将来的には、全ての地域で2.0へと移行される見込みで、台北ではすでに、2022年12月3日をもって1.0のサービスを終了しています。
1.0と2.0には、新旧という違いのみならず、以下の点においても異なる点があります。

