こんにちは。ママライターのhiroyukaです。先日、以前ご紹介した東京おもちゃ美術館の方にお声がけいただき、自宅からZoomで参加できるオンラインセミナーを受講してみました。

コロナウィルス感染症拡大防止のため、一時は休館されていた東京おもちゃ美術館ですが、6月より事前予約制・人数限定で営業を再開されています。そうは言っても、「まだちょっと公共交通機関を利用して足を運ぶのに抵抗がある...」という方も中にはいらっしゃるのではないでしょうか。このセミナーは「そんな方々にも安心してイベントに参加してもらえるにはどうしたら良いのか」と考えた結果、新しくはじまった取り組みの1つなんです。

コロナウィルスが流行してから、おそらく普段はお子さんを保育園などに預けてお仕事をされているパパさんやママさんも在宅ワークを経験されたり、専業主婦(夫)の方も遊び場に気軽に連れて行けない状況となり、お家でお子さんと過ごす時間が長くなる中で、改めて子どもとの向き合い方を考えた方も多かったのではないでしょうか。緊急事態宣言解除されてもなお、終息の兆しは見えず、長期戦になりそうなwithコロナの時代。こんな不安な世の中だからこそ、子どもたちがのびのびと心を解放し家族で笑い合える「遊び」の力が求められているかと思います。

今回は、おうちで子供と接する際に役立つ、声掛けや遊びについて学べるセミナーの魅力や、実際に参加してみた感想、講師の岡田さんが取得されている「おもちゃコンサルタント」という資格についてや、現在のおもちゃ美術館の様子なども併せてご紹介していきます。

目次
・オンラインセミナーの内容は?どんな人におすすめ?
・おもちゃコンサルタントって?どんな事にいかせるの?
・おもちゃコンサルタントになるには?受講すると嬉しい特典も!
・実際に受講した感想
・現在の東京おもちゃ美術館の様子!混雑状況や感染症対策は?
・コロナの影響で活動継続の危機に直面!
・2020年10月オンラインセミナーの開催日程
・まとめ

 

オンラインセミナーの内容は?どんな人におすすめ?

今回参加したセミナーは、1つのおもちゃから遊びを広げるアイデア、おもちゃを活用して子供と関わるヒントを参加者自身が遊びを楽しみながら、「こんな楽しみ方もあるんだ」「子どもにこんな風に声掛けをしてみよう」と発見できるワークショップ形式のオンラインセミナーでした。

「想像力」をテーマにしておもちゃで遊んだり、おもちゃと遊びの専門家「おもちゃコンサルタント」の活動についても紹介がありました。

<セミナー概要>

日時:9月5日(土)14:00~15:30
定員:15名
参加料:無料

セミナーの中では6つのおもちゃが登場し、「この後どうなるか一緒に想像してみましょう」といった問いかけに対し、参加者がZoomのグループチャットで回答を入力したり、ランダムにあてられた方が口頭で答えたりといったやりとりも。

(写真=たびこふれより引用)

 

いろんな人が参加しているので、自分が想像するだけでは思いつかなかった発想も知る事が出来るのが魅力です。

また、使用したおもちゃを最後に名前も含め教えてもらえるので、お家で遊ぶ時のおもちゃ選びの参考になります。

今回の参加者は、講師の岡田さんと同じくおもちゃコンサルタントの方や、保育士さん、幼稚園や子育て支援関係などの方が大半だったようですが、子育て中のパパさんやママさんが参加しても面白い内容です。

講師の岡田さんがとても気さくな雰囲気の方で、オーバーリアクションで和ませてくれたり、身の周りの物を使って遊んでみよう!という提案の際にあのアベノマスクが登場したりとユーモアもはさみつつ、楽しい雰囲気で参加出来るので、はじめての方の緊張もきっとほぐしてくれるはずです。

おもちゃコンサルタントって?どんな事にいかせるの?

さて、冒頭から何度も登場している「おもちゃコンサルタント」とは一体なんなのか。ご存じない方のために詳しくご紹介していきますね。

おもちゃってなんだろう?

おもちゃコンサルタントのお話の前に、1つみなさんに考えてみてほしいことがあります。みなさんは「おもちゃ」と聞いてどんなものを思い浮かべますか?トミカやプラレールなど既製品のおもちゃ、牛乳パックや画用紙などを使って作る手作りのおもちゃ、ブリキのおもちゃ、木のおもちゃなどいろいろありますね。公園に落ちている木の棒や石だっておもちゃになります。おもちゃかどうかはその人が決めるものなんです。

また、おもちゃというと子供が遊ぶものという印象を持たれる方も多いかと思いますが、実は高齢者の方が認知・回想をしたり、癒されたり、手の動きを促したりすることにも活用されているんです。

おもちゃコンサルタントとは...

「おもちゃコンサルタント」は、30年以上の歴史を持つ、日本で唯一の総合的なおもちゃの認定資格。赤ちゃんの成長・発達とおもちゃの関わりから、お年寄りのリハビリ、ヒーリングおもちゃまで、幅広い視点でおもちゃを捉え、優良なおもちゃや遊びをバランスよく与えることができる"心の栄養士"です。認定者は、現在約6,000名。その活動は、保育・幼児教育の現場、優良おもちゃに関心のある消費者へのアドバイザー、おもちゃの製作・販売、小児病棟や高齢者福祉施設での社会貢献など、多方面に渡ります。

講師の岡田さんは学生時代にこの資格をとられたそうなのですが、その時に「おもちゃ以外に、人と人とをつなげる事ができるコミュニケーションツールは他にはない!」と思ったんだそうです。

セミナーでは、ホームページに書いていないような具体的な活動内容などの説明なども詳しく聞くことが出来ますよ。

おもちゃコンサルタントになるには?受講すると嬉しい特典も!

おもちゃコンサルタントになるためには、講座を受講しましょう。その講座のコースは2種類あって、1つ目は東京おもちゃ美術館で開催の「通学コース」、2つ目は自宅学習とスクーリングで学ぶ「Eラーニングコース」。学ぶ内容は共通で、ご自身のスタイルに合わせて選べます。

通学コースでは、小さなお子様がいる受講生に向けて、託児制度が利用できるので、子育て中のパパさんやママさんも安心です!
Eラーニングコースは赤ちゃんから大人まで、世代を問わず遊べる教材おもちゃが5種類届きます。親子でのコミュニケーションを楽しみながらも、ご自身のペースで学べるのが良いですね。

さらに、受講生は東京おもちゃ美術館への入館が無料になったり、世界各国厳選のベビートイや、国産の木のおもちゃを多数取り揃えた東京おもちゃ美術館公認トイショップ「Apty」店舗とオンラインショップでのお買い物が5%OFFになるんだそう!

資格を取得しつつも、豪華な特典がついてくるのは嬉しいですね。

現在子育て中の方は、資格を取得しておけば子育てが落ち着いてきた頃に子育て支援の活動に生かすことなんかも出来るので選択肢も広がりますよ。

個人的には子育てがはじまってしまうとなかなかゆっくり自分の時間がとれなかったりもしますし、妊娠後期に産休に入ったりお仕事を退職された頃、少しおうちで過ごす時間が出来た時にじっくり学ぶのも良いんじゃないかなーと思いました!出産してから子供と接する中でいかすこともできますし、生まれてくる我が子のことを思いながらならやる気もわいてくる気がします。出産したら特典をつかっておもちゃ美術館でたくさん遊ぶこともできますし...♪

もしパパがこの資格をとってくれて、経験をもとに休日積極的に遊んでくれたりしたらママは大助かりです!夫婦で共有すれば、家族で過ごす時間も有意義なものになりそうですよね。

実際に受講した感想

今回受講したセミナーの中では、特に声掛けについてのお話が参考になりました。例えば普段子供に「やさしくね」と言ったとして、大人と子供の考える「やさしく」は同じではなかったり伝わりにくいので、共通のイメージが出来るように「おばあちゃんの肩を叩くくらいやさしくね」等、一緒に体験した事を例に出すと良いんだそう。丁度私がみていたドラマのお母さんが子供に料理を教えるシーンでも「ママが〇〇ちゃんのほっぺたを触るくらいやさしくね」というセリフが出てきて、「あ、これは...!」とセミナーの事を思い出しました。

想像する事を言葉にする事の大切さも学んだので、空に浮かぶ雲をみながら最近言葉がふえてきた1歳9ヶ月の息子に「あの雲、アイスみたいで美味しそうだね~、他には何にみえる?」と聞いてみたら、「よーぐりー!(ヨーグルト)」と返答して、手を伸ばして、パクパクパク...と食べる真似っこまでしてくれました(笑)子供の発想って大人とは違って面白いですよね。

こんな風に、子供とのやりとりの中ですぐに実践できるような内容だったので是非興味のある方は参加してみてほしいです。

そして実は私、Zoom初心者で当日ちゃんと参加できるかどうか心配だったのですが...最初に簡単な使い方の説明をしてくださったので安心して参加することが出来ました。

私はPCから参加しましたが、当日前日までに送られてくる招待URLをクリックするだけなので、難しい準備などもなく簡単でしたよ。強いて言うなら、意外とバッテリーを使うので、当日までにPCの充電を万全にしておくと安心です。

また、参加の際はカメラをオンにするので、自分の背景は綺麗にしておきましょう!まるで外にいるかのような、鮮やかなお花や緑の背景に変えている方もいらっしゃいました。

マイクは基本的にみなさん発言する時以外はオフにされていた印象です。例えばもし途中で子供が泣いたり部屋に入って来てしまう等、何かアクシデントが発生した際にはカメラもマイクも自身でオフにも出来るので、小さいお子さんがいる方でも安心なポイントです。

現在の東京おもちゃ美術館の様子!混雑状況や感染症対策は?

現在、東京おもちゃ美術館は事前予約制で営業されています。尚、午前10:00~12:00、午後13:30~15:30の2時間完全入れ替え制となっており、入れ替え時に徹底的に消毒作業を行っているんだそう。人数制限も設けられており、各回30組100名までの通常の定員の2割程度になっています。

(写真=たびこふれより引用)

 

こちらは0~2歳までのお子さん専用の「赤ちゃん木育ひろば」の実際の様子です。こんな状況になり「子供たちを遊び場に連れて行ってあげたいな」と思ってはいても、大きな遊び場や施設となると、「混んでいて密になる可能性があるのではないか、感染のリスクがあるのでは」と躊躇される方もいらっしゃるかと思います。このくらい空いていれば密にならずに安心して遊ぶ事が出来そうですよね。

(写真=たびこふれより引用)

 

現在は受付カウンターもこのように透明ビニールで遮蔽されています。

来館時のお客様への検温、アルコール消毒、マスクの着用はもちろんの事、施設の職員の方も検温及び健康チェックは必ず行い、体調に少しでも変化がみられた場合は自宅待機。マスクの着用、手洗い、手袋着用のうえアルコール消毒の励行を徹底しています。

コロナの影響で活動継続の危機に直面!

東京おもちゃ美術館に来館された方であればお分かりになるかと思うのですが、こちらの施設の最大の魅力は「都心にいながら木のぬくもりを味わえること」。

木のおもちゃやテーブル、床などは消毒に弱く、香りや手触りなどの魅力が半減してしまうんだそう。ヤスリで磨くなどスタッフの方が努力して修復作業を行っておりますが、それにも限界がきているとの事。消毒によってザラザラになってしまったおもちゃの入れ替え、無垢材のフローリングの研磨、張替えをはじめとする館内整備などには資金が必要になっており、クラウドファンディングにより活動継続にむけての支援のお願いも行っています。

コロナウィルスによってお気に入りのお店が閉店してしまったり、施設が閉館してしまったりというお話もちらほら聞きますが、本当に悲しいですよね...!支援してくださった方には非売品のおもちゃや、特別招待券、いとのこでくりぬいてくれる赤ちゃん手形、クリスマスおもちゃ、オンラインワークショップの特別招待券などの御礼も。

(写真=たびこふれより引用)

 

2020年10月オンラインセミナーの開催日程

さて、内容盛りだくさんでお届けしましたが、今回私が参加したオンラインセミナーは10月の土曜日にも開催されます。

(写真=たびこふれより引用)

 

子どもと楽しむ「遊び名人」になろう!

  • 開催日: 10/3(土)、10(土)、17(土)、23(金)、31(土)

    ・開催時間:14:00~15:00 ※10/23(金)のみ18:00~19:00
    ・参加費:無料

尚、参加費は無料ですが、webにて申込が必要です。詳細はホームページをご確認の上、是非ご興味をもってくださった方は参加してみてくださいね♪

まとめ

今年は帰省を自粛する方も多いと聞きますし、ご両親や親戚など身近な人に頼れないことも多いですよね。特にまだしゃべる事が出来ないお子さんと二人で過ごす時間が長いママさんは、子育ての悩みを誰かと共有したり「大人と話がしたい」という気持ちになる事も多いのではないでしょうか。私自身も息子を出産した直後の事を思い出すと、同世代のお子さんやママさん達の集まる場所でたわいもない会話をしたり、子ども同士のやりとりに癒されたり、悩みを共有したりする事が息抜きになっていたなと感じます。

感染症に対する考え方は人それぞれなので、「友人には会いたいけれど相手がどのくらい気にしているかわからないので誘ったら迷惑だと思われてしまうかな」と悩んだり「どの程度自粛したら良いのか」と言った判断も難しく、ストレスがたまったりしていませんか?

私自身も、感染症への不安もありますが、子どもたちにとって遊び場は楽しいし、人との関わりが成長につながっていくのではないかなとも思ったりしますし、悩みながら生活しています。

もし同じように悩んでいる方がいたら、たまには感染対策にしっかり気を配りながらも、木のぬくもりに癒されたり、同世代のお子さんが集まる場でリフレッシュしてみてはいかがでしょうか。お近くの方は是非足を運んでみてください。

もちろん、「まだちょっと心配...」という方はオンラインセミナーもありますので、おうちでお子さんとの遊びの時間を有意義にするポイントを学んで、少しでも楽しく過ごせる方法をみつけてみるのはいかがでしょうか。

東京おもちゃ美術館

  • 住所:東京都新宿区四谷4-20 四谷ひろば内

    ・アクセス:東京メトロ丸ノ内線「四谷三丁目駅」2番出口より子ども連れで徒歩7分/都営新宿線「曙橋」駅より徒歩8分
    ※駐車場はありません。公共交通機関を利用してください。

現在コロナウィルス感染症拡大防止の為、今までとは異なり予約制で営業しており、営業時間等に変更がございます。最新情報は公式ホームページでご確認ください。
 

文・写真・hiroyuka/提供元・たびこふれ

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