【Mac】「Zipファイル」にパスワードをかける方法を解説！

たくさんのファイルでも圧縮してZipアイルにして送信すれば、送信先に迷惑をかけずに複数のファイルを送信できて便利ですが、送信したファイルの内容が機密情報やプライベートな内容のものなら、パスワードをかけて送信できれば安心できます。

この記事ではMacでZipファイルにパスワードをかける設定方法を紹介します。

【Mac】「Zipファイル」にパスワードをかける方法

仕事でMacを使っていると、多くのファイルを会社、顧客、取引先などに送信しなければならない場合があります。容量の大きいファイルは送受信に時間がかかるため、送信先に迷惑をかけます。

そのため複数のファイルを一緒に送信するときは、圧縮してZipファイルにして送信するのがビジネスマナーです。ただインターネットを介してファイルを送信すると、第三者に盗み見される危険があります。

そのためZipファイルにパスワードをかけることによってセキュリティ強化を図りますが、Macは標準機能を使って、Zipファイルの作成だけでなく、Zipファイルにパスワードをかける設定ができることをご存じでしょうか。

この記事では、MacでZipファイルにパスワードをかける設定方法を紹介します。

ターミナルでコマンドを入力してパスワード付きZipを作成
MacでZipファイルにパスワードをかける方法は、「Finder」にある「ターミナル」にコマンドを入力して行います。Macの「Finder」とは、ストレージ内のファイルやフォルダを管理するためのアプリのことです。

「Finder」アプリの中にある「ターミナル」を使えば、Zipファイルにパスワードをかけることができます。

ーターミナルとは

「Finder」アプリの「ターミナル」とは、キーボードからコマンドを入力して、Macを操作するデフォルトアプリのことです。コマンドとは、Macの操作を制御するための命令のことで、文字列で構成されます。

「ターミナル」は、Windowsの「コマンドプロンプト」のMac版と考えてください。Macの「ターミナル」でZipファイルのパスワードをかける方法は2つあります。「zip-eコマンド」を使う方法と、「zipcloakコマンド」を使う方法の2つです。

「zip-eコマンド」はフォルダをパスワード付きのZipファイルに作成するコマンドで、「zipcloakコマンド」はすでに存在するZipファイルにパスワードをかけるコマンドです。

これから順番に設定方法を紹介していきます。まずパスワードをかけるためのファイルの作成方法から見てみましょう。

パスワードをかけるためのファイルの作成方法

ホーム画面をどこでもいいので右クリックするとメニューが表示されるので「新規フォルダ」を選択しクリックします(画像=『オトナライフ』より 引用)

新規フォルダがホーム画面上に作成されるので、名前を付けたらドラッグ＆ドロップで関連ファイルをフォルダに移動させましょう(画像=『オトナライフ』より 引用)

フォルダが作成されました(画像=『オトナライフ』より 引用)

ターミナルでzip-eコマンドを使用してパスワード設定する方法
最初に取り上げるのは、「zip-eコマンド」を使ってZipファイルにパスワードをかける方法です。

ホーム画面のDockにある「Finder」をクリックします(画像=『オトナライフ』より 引用)

「Finder」のサイドメニューにある「アプリケーション」をクリックし、ウィンドウの右側に表示される「ユーティリティ」を選択しクリックします(画像=『オトナライフ』より 引用)

「ユーティリティ」のメニューの中に「ターミナル」があるので選択しクリックします(画像=『オトナライフ』より 引用)

「ターミナル」が起動したら、先ほど作成したフォルダの場所を特定するコマンド「cd desktop」を入力し「Enter」キーを押しましょう(画像=『オトナライフ』より 引用)

次にパスワード付きのZipファイルを作成するためのコマンドを入力します。コマンドは「zip -e -r (作成するzipファイル名称).zip (フォルダ名)です。「zip」、「-e」、「-r」、「.zip」の後ろには半角スペースを入力してください。ここでは「Autumn」フォルダをパスワード付きZipファイルに作成するので「zip -e -r Autumn.zip Autumn」と入力し「Enter」キーを押します(画像=『オトナライフ』より 引用)

パスワードを入力し「Enter」キーを押します(画像=『オトナライフ』より 引用)

もう一度パスワードを入力し「Enter」キーを押します(画像=『オトナライフ』より 引用)

コマンドの入力作業が終わりました(画像=『オトナライフ』より 引用)

ホーム画面にパスワード付きZipファイルが作成されました。クリックしてみましょう(画像=『オトナライフ』より 引用)

パスワードの入力を要求するポップアップが表示されます(画像=『オトナライフ』より 引用)

ターミナルでzipcloakコマンドを使用してパスワード設定する方法
続いて、「zipcloakコマンド」を使ってZipファイルにパスワードをかける方法を紹介します。注意点が1つあります。ファイルやフォルダの圧縮で作成するZipファイルでは、パスワードはかけられないので注意しましょう。

パスワード無しのZipファイルを作成するコマンドは「zip -r (作成するzipファイル名称).zip (フォルダ名)です。入力し「Enter」キーを押すとZipファイルが作成されます(画像=『オトナライフ』より 引用)

「ターミナル」に「zipcloak」のコマンドを入力します。そして先ほど作成したパスワード無しのZipファイルをドラッグ＆ドロップで「ターミナル」に移動します(画像=『オトナライフ』より 引用)

Zipファイルのコマンドが入力されるので「Enter」キーを押します(画像=『オトナライフ』より 引用)

パスワードを入力し「Enter」キーを押します(画像=『オトナライフ』より 引用)

もう一度パスワードを入力し「Enter」キーを押します(画像=『オトナライフ』より 引用)

ホーム画面にパスワード付きZipファイルが作成されました。クリックしてみましょう(画像=『オトナライフ』より 引用)

(画像=『オトナライフ』より 引用)

パスワードの入力を要求するポップアップが表示されます

文・オトナライフ編集部／提供元・オトナライフ

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