■中国の新生活|9月からスタート
中国もアメリカと同様、9月から新生活がスタートする。中国で新生活を迎える際に注意すべきことは、物件の手配である。
中国ではオーナー自身が部屋の内装を施工しているため、壁や床の材料・色、備え付けの家具などは、物件ごとにまったく違う。物件によって生活の満足度が大きく変わるため、良い生活をしたいなら早めに物件を見つける必要がある。
さらにオーナーとの交渉によって契約内容が変わるため、浄水器の設置の有無など、細かい条件もその都度確認しなければならない。ちなみに、引っ越し業者は質よりスピードを重視する傾向にあることから、自分たちで引っ越しを進める人が多いようだ。
■韓国の新生活|3月からスタート
韓国では3月から新学期が始まる。日本と比べて1ヶ月早いため、韓国に引っ越して新生活をスタートさせる人は、早めに準備を進める必要がある。
韓国の引っ越しでは、基本的に保証金が必要となる。これは、日本における敷金にあたるものだが、日本の敷金とは金額がまったく違う。家賃10ヶ月分ほどの保証金を支払うことになるため、事前にまとまったお金を用意しておく必要がある。
とはいえ、退去時に保証金は戻ってくるので大したデメリットにはならない。また、すべての物件が保証金を必要とするわけではなく、以下のように日本と似た賃貸制度も存在する。
- チョンセ:契約時に高額な保証金を大家に預け、毎月の家賃が免除になる
- ウォルセ:契約時に保証金を大家に預け、毎月の家賃を支払う
- サグルセ:契約時に一括で保証金と家賃を支払う
制度に応じて金額が大きく変わるため、自身の金銭状況を踏まえて慎重に選ぶ必要がある。