板倉滉 写真:Getty Images

 カタールW杯日本代表DF板倉滉は、昨年7月にマンチェスター・シティからブンデスリーガ(ドイツ1部)ボルシア・メンヒェングラートバッハへ移籍した理由を告白。日本人選手から情報収集やボルシアMG幹部との交渉で感じたことを語っている。

 板倉滉は2021年8月にマンチェスター・シティからシャルケへレンタル移籍すると、守備陣の主力選手としてシャルケのブンデスリーガ昇格に貢献。しかしシャルケが600万ユーロ(約8億5000万円)という買い取りオプション設定額が高いと判断。わずか1年で退団すると、ボルシアMGへ移籍金500万ユーロ(約7億円)により加入した。

 またボルシアMG加入後もセンターバックの主力選手として活躍。昨年9月からカタールW杯開幕直前まで負傷離脱も、シーズン後半戦はリーグ戦全試合で先発出場している。

 そんな板倉滉は今月はじめ、ドイツ・デュッセルドルフの地元紙『ライニッシェ・ポスト』のインタビューに対応。ボルシアMG移籍の決め手を聞かれると、「ボルシアは僕を獲得するためにかなり努力していたんです。初めて交渉した時から、本当に僕が必要とされていると感じましたね。その熱意でボルシアMGへ移籍しようと思いました」とコメント。

 「(ボルシアMG移籍前に)ブンデスリーガでプレーしている日本人選手に相談しましたけど、ブンデスリーガのクラブの偉大な歴史や、ブンデスリーガでプレーする選手のレベルの高さについて話を聞きました」と、選手名こそ明かさなかったものの日本人選手に相談したことも明かしている。

 さらに同選手は「シャルケ退団は辛かったですけど、今はボルシアMGで長期的なビジョンを持ってプレーできていますし満足していますよ」と、古巣シャルケに対する思いや自身の現状も語った。