これまでTOCANAではさまざまな異食症に悩まされる人々を紹介してきた。ベビーパウダー、マットレス、遺骨……どれも異様に写るが、皆それぞれの悩みを抱えている。
今回紹介する米シカゴに住むケシャ(34)は、ある幼少期のトラウマからトイレットペーパーを食べずにはいられないザイロフェイジア(紙異食症)を発症。
彼女は23年間毎日トイレットペーパーを半分ずつ食べてきたと言い、麻薬のようにやめられないのだ、とTLCのテレビ番組「My Strange Addiction」で告白した。
そのきっかけとなったのは、両親から離され、祖母と暮らすことになったという幼少期のトラウマからだという。小学校6年生のときにトイレットペーパーを食べ始めた。
彼女のお気に入りはダブルロールのトイレットペーパーで、これを「消化しやすいように」シングルに分けてから、縦に割いて食べるのだという。
トイレットペーパーを食べるのは自宅にいるときだけでなく、財布や車のグローブボックスに入れて持ち歩き、映画館に持ち込んでおやつとして食べることもある。
ケシャの母親は、この習慣が始まった頃を振り返り、「ケシャに会うたびに、彼女はティッシュを手に持っていて、それを背中に隠そうとしていました。それを取ろうとしたら、彼女は怒りました。なぜ彼女がティッシュを食べるのか理解できないし、これからも理解できそうもありません」と話した。
トイレットペーパーを大量に食べ続けることで健康への被害も心配されている。ケシャはトイレットペーパーを食べ過ぎると胃痙攣に悩まされ、排便に困難があることを認めているが、自身の習慣について「何も悪いことだと思わない」と、事の深刻さを認めていない。
しかし、医師によるとこの習慣は致命的になりかねないと警告している。「もし腸がお腹の中で破裂したら、それは致命的で、かなり早く致命的になる可能性があります。彼女は自分の体を危険にさらし、自分の人生をロシアンルーレットのようにして遊んでいるのです」。
番組放送後、ケシャはトイレットペーパーを毎日食べていたのをやめて週2回に減らしたという。しかし、トイレットペーパーを食べないと「悲しくなる」とも話しており、完全にやめるのはまだ難しそうだ。
参考:「Daily Star」ほか
文=S・マスカラス(TOCANA編集部)
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提供元・TOCANA
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