【brand pickup】
キャンプギアを厳選し、愛車にそれらを載せ非日常を楽しむキャンプツーリング
ブームというよりも、すでにバイクを使った遊びの一つとして定着した感がある。

キャンプツーリングの楽しさにハマると、増えていくのが様々なキャンプギアだ。
テント、シュラフ、マット、クッカー、バーナーなど、キャンプに必要となる基本的なギアだけでも無数に存在する。

そのキャンプギアだが、
効率、耐久性、重量、形、スペックなど、製品を特徴づける要素の中で何を重視するのか、
というポイントはバイク選びと同様に人となりが現れて実に面白い。

そこで、コダワリを持つカワサキ乗りにおすすめしたいテントブランドの一つが『ogawa』だ。
両メーカーとも戦前に前身となる企業が創業し、質実剛健な製品を数多くリリースしている。

この度、この2つの企業がコラボしたテントが登場

それぞれのメーカーの共通点とはどんなところなのか?
そして両メーカーがコラボした注目のテントを紹介しよう。

両メーカーとも戦前に前身となる会社が創業

カワサキは言わずとしれた、日本を代表するモーターサイクルメーカーの一つ。
そして、ogawa100年以上の歴史を持つテントの老舗ブランドだ。
まずはそれぞれの歴史を紹介しよう。

川崎航空機がスタート『カワサキ』

カワサキがモーターサイクルの生産を開始したのは第二次世界大戦後の1958年から。
現在のモーターサイクルのカワサキの前身は川崎航空機(1918年に川崎造船所兵庫工場に飛行機科が設けられたことが発祥)。
戦後、航空機に関する事業が禁止され、これまでの技術を使って作られたのがカワサキのモーターサイクルだったというわけだ。

戦時中、軍納の縫製工場で発展『ogawa』

1914年創業の老舗アウトドアブランド「ogawa」。

そのスタートは戦時中に、軍納の縫製加工で発展した小川工業だ。
第二次世界大戦後の1946年にリュックサックの販売を開始、1950年にフランスミッションと仏印向けのテントを受注するなど業務を拡大し、防衛省や地方自治体のほか、民間向けにもイベントスペース等商業施設の天幕やスポーツ施設のドーム、テント倉庫などの大型構造物の建設、オイルフェンスなどの海洋土木用品、自動車カバーなどの自動車用品、保冷ボックスなどの物流資材、救護用テントやタンカ、各種テント等の販売を行なうまでに成長した。

現在はキャンパルジャパンがogawaブランドを引き継ぎ、レジャー用のアウトドアテントから、業務用の大型テントまで製造販売している。

共通する物作りへの姿勢

両ブランドの製品を一言で表すとしたら『質実剛健』であることだろう。
流行に左右されず、骨のある商品を作り続け、そこにファンが付いている

カワサキのオートバイには道具としての美しさがあるのはもちろん、操縦するだけでなく、一人の時間を楽しんだり、仲間が集い共に楽しむ喜びがある。

ogawaテントも同様で、使い勝手を求めた機能美と少しの遊び心のある製品は、所有欲を満たすだけでなく、それを使い、一人の時間や仲間とともに過ごす時間を楽しみ共有するという、共通点がある。

カワサキというメーカーが好きなら、きっとogawaの製品も気にいるはずだ