ブローチング現象で大量浸水

その日は晴天で気温も高い日でした。ただ、台風のあとだったので注意しながら出船しました。事件は帰港時に起きました。

マリーナのそばまで注意して走行してきましたが、もう着くだろうと若干気が緩み、一気に加速したときのことです。大きなウネリのなかでブローチング現象(船尾が大波に持ち上げられて船首が傾くことで操縦ができなくなる状況)が発生。船首から海水が入り、ボートの船べりまで浸水してしまいました。

ボートのなかは、クーラーボックスやタックルケースなどが浮いた状態に。沈没すると思い、急いでバッカンで海水をくみ出し、どうにか沈没せず帰港することができました。

このときの原因は、台風後によるウネリとボートの速度がうまくマッチングしてしまったこと。また三角波の起きやすいポイントでもあったので、これもなんらかの影響を受けたのかと思います。

大きな事故にならない対策

予期せぬトラブルは、どんなに準備をしていてもいつか必ず発生します。そのことを常に意識することが大切です。意識していれば、まずはパニックになることを防げます。

その上で、基本ひとりでは出船しない。日々のメンテナンスを忘れない。そして2馬力艇は、手漕ぎで帰れるポイントで釣りをすることを徹底しましょう。

「あわや沈没」2馬力マイボート釣り愛好家が海上で直面した【ヒヤリ事例3選と対策】大きな事故を起こさない対策を徹底しよう(提供:TSURINEWSライター山野陽介)

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<山野陽介/TSURINEWSライター>

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