ナンバーナインの創立者であり、現在タカヒロミヤシタザソロイスト.のデザイナーとしても活躍する宮下貴裕(みやした たかひろ)氏。
デザイナーたちが残した過去の名作を扱うセレクトショップ「Archive Store」が、宮下氏が手掛けたナンバーナインのアーカイブ約150点を販売するオンライン限定イベント「NUMBER (N)INE:The Archives」を、3月9日(木)~4月9日(日)の期間に開催する。
この機会に、宮下氏が手掛けたナンバーナインの名品をチェックしてみては。
日本のファッションシーンを席巻したナンバーナイン
音楽から受けたインスピレーションを独自の世界観で展開し、90年代から00年代にかけて日本のファッションシーンを席巻したナンバーナイン。その創業デザイナーであり、同ブランドにおける音楽とファッションの親密な関係性を構築したのが宮下氏だ。
彼のクリエイションは時代を超え、現代のラグジュアリーなモードかつストリートなスタイルの潮流との親和性、そして東京という土地独自のストリート感覚や音楽的バックボーンなどが評価され、アーカイブの人気が高騰している。
彼の独創的なクリエイションの数々を今一度堪能する機会となるだろう。
名作アーカイブを含む約150点の販売
同イベントでは、ナンバーナインが東京コレクションに参加し始めた2000年から、宮下氏が退任する2009年までのコレクションから厳選されたアイテムを展開。
主に、Tシャツやニット、ジャケット、デニムパンツなど同ブランドを象徴するスタイルを堪能できるアイテムをセレクトしている。
柄やロゴの主張を控えめにしたアイテムを展開し人気を博したスタンダード期のアイテムで、エンブレムのモチーフが特徴的な「エンブレムタートルネックニット」や、90年代初期に世界的人気を誇ったロックバンド「ニルヴァーナ」のボーカリスト、カート・コバーンからインスピレーションを受けたカート期の「グランジボーダーニット」など、同ブランドを語る上で欠かせない名作アーカイブを含む約150点を販売する。
ここで同イベントで販売される一部商品を見てみよう。
「エンブレムタートルネックニット」は、スタンダード期の作品。この時期を象徴するエンブレムのモチーフが大量に施された本アイテムは伝説的な人気を誇った。
「パッチワークカシミヤニット」は、ジョージ期の作品。同商品は、カシミヤ素材を再構築した非常に希少性の高いアイテムとなっている。
「グランジボーダーニット」は、カート期の作品。同商品はシーズンを象徴するアーカイブとなっている。
天才デザイナーとしても知られる宮下貴裕氏が手掛けたナンバーナインの名作を手に入れてみては。
NUMBER(N)INE: The Archives
期間:3月9日(木)~4月9日(日)
(角谷良平)