米ファストフード「ウェンディーズ」のロゴマークには、赤毛のアンを連想させる素朴な少女が採用されている。この少女のモデルはウェンディーズ創業者デイブ・トーマスの愛娘ウェンディ―だ。
牧歌的な愛らしいロゴだが、これには「隠されたメッセージ」が仕込まれているという噂が長年ネット上でささやかれているのをご存じだろうか。
1969年の創業以来、この少女はウェンディーズのロゴマークとして採用されてきたが、実は2013年にそのデザインがリニューアルされている。このとき鋭いファンはすぐにその違いに気が付いた。
少女の襟のフリルに「mom（お母さん）」という文字がこっそりと仕込まれたというのだ。
これに対し、ウェブサイト「StockLogos」は、店のブランドと家庭料理の心地よさを結びつけるためのサブリミナルメッセージとだという説を展開。それ以来、人々はメッセージが意図的なものであると確信し、同説をSNSでシェアし続けている。
TikTokに投稿されたある動画では、8歳の息子が秘密の言葉を見破ったことを紹介され、視聴者らは、「賢い子だ」と子供を称賛。ウェンディーズの元従業員も「全然気付かなかった」と驚きを露わにした。
ロゴに意図的なサブリミナルメッセージが含まれていることをウェンディーズの広報担当者は否定しているが、ネット上では意図的に付けられたものだと今でも強く信じられている。ファストフード店のロゴにサブリミナルメッセージが含まれているケースも実際にあるからだ。
英「BBC」によると、1960年代、マクドナルドがアルファベットのMをモチーフにしたゴールデンアーチのロゴを捨てることを検討していたところ、心理学者のルイス・チェスキンは、顧客に「栄養満点の胸」を連想させるから残すようにアドバイスしていたという。
参考：「Daily Star」「BBC」ほか
文＝S・マスカラス（TOCANA編集部）
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提供元・TOCANA
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