公務員を捨ててフリーランスに
憧れの公務員として、きわめて安定的な生活を送っていたのですが、変わり映えのない仕事や、先が見えてしまうことへの張り合いのなさから、自分の人生を変えたいと思うようになりました。
アルバイトでも一生懸命働けば十分やっていけると考え、年収600万円あった公務員の身分を捨てました。適当な事務のアルバイトに応募し生計を立てながら、ライティングなどの副業で稼ぐことにしました。
実際、アルバイト+副業生活を始めると非常に楽で、ストレスも少なくとても快適でした。仕事であくせくしなくて良くなり、仕事の不安で眠れないようなこともなくなりました。
しかし、毎月数十万円ぐらいは稼ぐつもりでいたにもかかわらず、実際には月25万円も稼げないような始末でした。
事務のアルバイトや副業ではボーナスも退職金もありません。公務員当時と比べると、収入は半分以下になり、今では年収として300万円あるかどうかも怪しい状態になっています。
こうなると、いくら毎日が少し楽になったとはいえ、経済的な余裕がありません。その状態で緩やかな生活を送れても、将来のことを考えるとかえって焦りが増してしまいます。
公務員を早期退職するには、あまりにも早すぎた気がします。今は後悔しています。
(30代・男性)
文・MONEY TIMES編集部