高級紳士靴の「三陽山長(さんようやまちょう)」と、世代を超える「100年コート」を生んだ「SANYOCOAT(サンヨーコート)」 。

日本のものづくりの精神を体現する両ブランドの複合店舗「三陽山長 粋(すい) 東京ミッドタウン八重洲店」が誕生する。

3月10日(金)にグランドオープンする大規模複合ビル「東京ミッドタウン八重洲」1階がその舞台だ。

日本の美を表現する「三陽山長 粋」

東京駅と直結し、上層階にはラグジュアリーホテルが入る「東京ミッドタウン八重洲」は、日本の文化や産業を世界に向けて発信する新たな街として開発された。

「三陽山長 粋」の出店場所となる1階フロアは、「ジャパン・ラグジュアリー」をテーマに展開。「現代の日本発ラグジュアリー」を提案すべく、ジャパンブランドが集積するフロアだ。

店舗デザインは“日本の美”をテーマとした。鉄が錆びたときの“侘び・寂び”の質感を出した外壁、タイル張りの土間床、日本古来の漆喰を用いた壁、金の茶室をイメージしたフィッティングスペースなど、日本ならではのおもてなし空間を演出する。

店内前面には靴・コートをゆったりひろげて並べられるよう幅3mを超えるカウンターを設置。店舗奥にはオリジナルのフィッティング用ソファを配し、周りを気にせずフィッティングできる。

紳士靴とコートのパーソナルオーダーに対応

同店の特徴となるのが、従来の定番品だけでなくパーソナルオーダーに対応することだ。「三陽山長」では、既製品ではサイズが合いにくかった人にもジャストフィットするパターンメイド企画を展開。

ウィズ(足囲)・アッパーの素材・ソールの素材・仕様などを、既製品では取り扱いのない複数種類から選び、丁寧にフィッティング。約50あるモデルから足に合った1足を作ることができる。

「サンヨーコート」の100年コートにおいてもパーソナルオーダー企画を通年展開する。

表地・裏地・ライナー・ボタン・ベルトバックルの色や柄・素材や仕様などを複数の中から選び、基本サイズに調整を加えることで、身体にぴったり合った好みの1着を生み出せる。100年コートのパーソナルオーダー企画を常設で展開するのは同店が初となる。

オープニングイベントとして、職人によるプレメンテナンスを無料で受けられる靴磨きイベントを開催する。靴の購入者を対象に、オープン後の週末から4週連続で土曜日と日曜日に実施。

登場するのはさまざまな大会で優勝経験を持つ最高峰の靴磨き職人たちだ。長谷川裕也氏、石見豪氏、寺島直希氏、杉村祐太氏が週替わりで技術を披露する。