世界文化社が発行する『家庭画報』が、天才時計師率いるスイスの時計ブランド「フランク ミュラー」と日本の伝統工芸「香川漆芸」とコラボレーション。
コラボレーションにより完成した商品は、3月12日(日)までの期間、東京・銀座の直営ブティック「フランク ミュラー ウォッチランド東京」にて展示・販売を行なう。
フランク ミュラーの傑作モデルを“史上最小”の漆芸作品に
息をのむほどに繊細で高度な技術、豊かな色彩、常識にとらわれず、新しい挑戦を続けるスピリットは、江戸時代から続く日本の伝統工芸「香川漆芸」と、天才時計師率いるスイスの時計ブランド「フランク ミュラー」に共通する、特筆すべき美点だ。
それぞれの分野で究極のものづくりを追求している両者が、今回初めてタッグを組み、夢のコラボレーションウオッチを作り上げた。
人間国宝の山下義人さんが3モデルを加飾
フランク ミュラーの傑作モデル「トノウ カーベックス」と「ロングアイランド」の文字盤に、香川漆芸独自の技法「蒟醤(きんま)」で加飾を施したのは、人間国宝の山下義人さんと3名の実力ある作家たち。
腕時計の文字盤への加飾は全員初めての試みで、作家人生で最小の対象物。作業をさらに難しくしたのは、フランク ミュラーの特徴である文字盤の湾曲と、仕上がりの厚みを0.75~0.8mmの間に収める精密さを要したことだった。
数々の難題を突破してついに完成を見た6本は、和洋の美が響き合う名作と言っても過言ではないだろう。
上記は、すべて人間国宝の山下さんが加飾を施した「煌めき」と「清流(せいりゅう)」、そして「あかね」。
「煌めき」は、「トノウ カーベックス」のメンズモデルをベースにした1本。「時計の格にふさわしい重厚感と豪華さを出すために、透明度の高い透き漆と金粉を25回塗り重ねました」と山下さんは語る。ブランドの代名詞であるビザン数字のインデックスは、ゴールドと相性のいい紫を採用した。
「清流」と「あかね」は、同じく「トノウ カーベックス」のレディースモデルがベースに。赤の文字盤にはルビー、青緑が美しい新橋色にはサファイアのカボションを合わせた。
この他、「トノウ カーベックス」のレディースモデルをベースにした「一碧(いっぺき)」、「ロングアイランド」のレディースモデルをベースにした「HANNARI(はんなり)」や「あかつき」などがラインナップ。
いずれも見事な漆の技で、フランク ミュラーの名作を芸術品の域まで押し上げている。貴重なコラボレーションウオッチは、愛好家からも注目を集めそうだ。
フランク ミュラー ウォッチランド東京
所在地:東京都中央区銀座5-11-14
営業時間:12時〜19時30分
定休日:火曜日
PR TIMES
(IKKI)