上月壮一郎 写真:Getty Images

 かつて京都サンガでプレーしていたMF上月壮一郎は、シャルケのトップチームで活躍。ブンデスリーガ(ドイツ1部)残留へのキーマンとして期待を寄せられているが、同選手のパフォーマンスにはチームメイトからも驚きの声が上がっている。

 上月壮一郎は昨年8月にU23シャルケへ加入すると、ドイツ4部リーグ戦やトップチームでの練習試合で結果を残して昨年末に2025年6月までのプロ契約を締結。今年1月21日のアイントラハト・フランクフルト戦でブンデスリーガデビューを飾ると、以降も攻撃陣の主力選手としてコンスタントに出場。ただ練習中に足首を痛めたことにより、直近2試合はメンバー外となっている。

 そんな上月壮一郎のパフォーマンスには、チームメイトのMFロドリゴ・サラサールも驚愕。サラサールは英メディア『スカイスポーツ』ドイツ版のインタビューにて、「上月壮一郎とは昨年に何度か一緒にトレーニングした記憶がある。良い選手だとは思っていたけど、(ブンデスリーガの舞台で)あれだけのプレーができるとは思ってもいなかったね」と語っている。

 また「今年1月以降チームのクオリティは上がったか?」と問われると、「重要な選手がやってきたと思う。モリッツ・イェンツは守備の安定性を非常に高めてくれた。吉田麻也もイェンツと一緒にプレーするようになってからさらに良くなったと感じている。上月壮一郎も僕たちに多くのものを与えてくれているよ」と、上月壮一郎を貴重な新戦力として称えた。

 なおシャルケのトーマス・レイス監督は、上月壮一郎の復帰時期について「彼の状態は日を追うごとに良くなっている。だが、まだいくつかのトレーニングセッションに参加できていない」とコメント。今月4日に控えるVfLボーフム戦でのメンバー入りに慎重な姿勢を見せている。