紳士服大手のコナカは2月21日、2023年9月期の連結営業損益が4億円の赤字(前期は32億円の赤字)になりそうだと発表した。従来は5億円の黒字を予想していたが、一転して4期連続の赤字となる。婦人バッグブランドを展開する子会社サマンサタバサジャパンリミテッドの業績悪化が要因。
売上高は前期比9.7%増の693億円と、26億円下方修正した。4億円の黒字を見込んでいた最終損益は2億円の赤字(前期は32億円の赤字)となる見通し。最終赤字は7期連続だ。
サマンサタバサの23年2月期の連結業績は、売上高が前期比1.0%減の251億円、営業損益が18億円の赤字(前期は27億円の赤字)、最終損益が20億円の赤字(同41億円の赤字)となる見通しだ。22年の年末商戦で苦戦を余儀なくされ、会社計画を下回った。収益の低下に伴って固定資産の減損損失を計上するため、赤字が膨らむ。
提供元・DCSオンライン
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