ダイヤモンド・リテイルメディア デジタル推進室

(画像=まずは首都圏と関西圏の社員を対象に導入し、他の地域にも広げていく予定、『DCSオンライン』より 引用)
ニトリホールディングス(HD)は3月から、総合職が転勤しないで一定の地域で勤務を続けられる「マイエリア制度」を導入する。利用期間の制限はなく、いつでも申請・解除できる。個人のライフステージや価値観に合わせて、柔軟な働き方ができるようにする。
入社から一定期間を経過した総合職社員が対象で、まずは首都圏と関西圏で導入。今後、他のエリアにも広げていく。マイエリア制度を選択しても報酬は変わらず、昇格の制限もない。小売業では就業地域を一部に限定するエリア社員制度を導入する例があるが、転勤のある社員に比べて、報酬が少なかったり、昇格の制限があったりする場合が多い。
ニトリHDでは、マイエリア制度の導入にあわせて、転勤する社員の手当を引き上げる。これにより、従来通り複数の地域や部署で経験を積むキャリアパスを選択する社員とマイエリア制度を利用する社員の不公平感をなくす。
提供元・DCSオンライン
【関連記事】
・「デジタル化と小売業の未来」#17 小売とメーカーの境目がなくなる?10年後の小売業界未来予測
・ユニクロがデジタル人材に最大年収10億円を払う理由と時代遅れのKPIが余剰在庫を量産する事実
・1000店、2000億円達成!空白の都心マーケットでまいばすけっとが成功した理由とは
・全85アカウントでスタッフが顧客と「1対1」でつながる 三越伊勢丹のSNS活用戦略とは
・キーワードは“背徳感” ベーカリー部門でもヒットの予感「ルーサーバーガー」と「マヌルパン」