スーツはジャケット+パンツという基本の2ピースが主流ですが、結婚式ではそれに加えてベストも着用すると華やかさがアップするのでおすすめです。そこで今回は、ベストの選び方や着用する際の注意点、おすすめの着こなしコーデなどをご紹介するので、これからコーディネートを考えるという方はぜひ参考にしてください。
目次
結婚式でベスト(ジレ)を着用するメリット
結婚式で着用するベストの選び方
結婚式でベスト(ジレ)を着用するメリット
結婚式でベストやジレを着用すると、スーツスタイルをより華やかに見せてくれたり、スタイルアップして見える効果が期待できます。以下で、ベストを着たときのメリットについて詳しくご紹介しましょう。
フォーマルスタイルが華やかになる
結婚式に参列する際は、ベストを着用すると通常のスーツスタイルに比べて華やかな印象となります。周囲の方も恐らくツーピースのスーツスタイルの方が多いので、ベストを合わせることでワンランクアップした着こなしになるでしょう。
また、ベストを合わせたスリーピーススーツは格式高い印象も与えてくれるため、フォーマル度が高く、新郎新婦へのお祝いの気持ちをより一層表すことができる服装でもあります。
寒い時期の防寒対策になる
寒い冬時期の結婚式でも、男性はスーツ姿で参列するのがマナーです。そのため、12~2月といった真冬期間の結婚式は寒さを強く感じる方も多いでしょう。しかし、ニットカーディガンやダウンなどを着用するわけにもいきません。そんな時に、ベストを合わせれば防寒対策としても役立ちます。
オシャレで周りと違ったスタイルを楽しみつつ、寒さもしのぐことができるならば、一石二鳥で便利なアイテムだと言えます。
体が引き締まって見える
披露宴や余興、二次会などのシーンでジャケットを脱ぐタイミングも出てくるでしょう。特に夏場の結婚式は、ジャケットをずっと羽織っていると暑くなってしまう人も多いので、カジュアルな雰囲気の時はシャツ姿になる男性も多くいます。
しかし、ワイシャツは基本的にピッタリと着るものではなく、ストレートなシルエットなので細く見える効果はありません。一方でベストはジャストサイズで選ぶため、少々くびれ感を出せてスタイルアップして見せることができるのです。
特に30歳を過ぎた男性はウエスト周りに悩む方も増えるので、ベストを着ることで気になる部分を上手に隠せます。このように、季節的にジャケットを脱ぐタイミングがあると予想できる場合は、ベストを着ておくとよりカッコよくスマートな印象を与えられるでしょう。
結婚式で着用するベストの選び方
続いて、結婚式で着用するベストを選ぶ際のポイントについて詳しく解説します。色やベストの種類、サイズ感などが重要なので、購入前に一度チェックしてみてください。
色は「シルバーグレー」がおすすめ
結婚式で着用するベストの色に関しては、特に決まりはありません。ただし、ブラックスーツやダークスーツが一般的なマナーなので、ベストは明るめの色にすると映えるでしょう。
おすすめは、シルバーグレーです。どのような色のスーツにも合わせやすく、結婚式で付けるネクタイの基本カラーである白やシルバーとの相性も抜群です。華やかな印象にもなるので、迷ったときにはシルバー系のベストやジレをチョイスしてみてください。
他にも、シャンパンゴールドやパステルカラーなども、淡い色合いであれば明るい雰囲気を演出できるため良いでしょう。しかし、このような珍しいカラーはコーディネートのレベルも少々上がるので、小物使いも上手にできる場合に限ります。
「襟なしシングル」はコーデしやすい
スーツにもシングルやダブルなどといった種類がありますが、ベストにもシングル・ダブル・襟付き・襟なしと様々な種類があります。シングルはボタンが1列でダブルはボタンが2列ついたデザイン、襟の有無はV字ラインにスーツのような襟が付いているか付いていないかという違いとなります。
基本的にスリーピースでベストやジレを合わせる場合は、襟なしでシングルタイプのベストがおすすめです。セットで販売されている場合も、この襟なしシングルのベストが多いでしょう。
最もオーソドックスでスッキリと見えて、コーディネートを失敗する危険性もないので、スーツの着こなしに慣れていない方でも安心です。
自分の体型に合ったサイズを選ぶ
スーツを購入する際は体型にピッタリと合う、小さすぎず大きすぎなサイズ感のものを選びますが、ベストもスーツと同じくジャストフィットのサイズ感で選ぶのが基本となります。ベストは体を引き締めて見せるアイテムでもあるため、大きすぎたり小さすぎると見栄えが悪くなり、逆効果となるのです。
特に重要なのがウエスト周りです。立った時にボタンの周りにシワが寄らず、座ったときに少々張るくらいのフィット感が適切です。ジャケットと異なり、ベストのボタンを全て開けることはありません。座ったときに窮屈に感じる場合は小さいため、サイズアップしましょう。
また、ベストとパンツの間に隙間ができてシャツが見えてしまうのもカッコ悪いので、着丈もしっかり合わせながら選んでください。他にも、アームホールや肩回りのサイズ感もチェックします。余り過ぎていたり、肩の部分が浮いているとルーズな印象に見えてしまうので、注意しましょう。