●Step3|容器に詰める

片桐仁さんと行く“オトナ”の工場見学 〜絵の具編〜
(画像=チューブへの充填作業を体験する片桐さん。、『男の隠れ家デジタル』より引用)
片桐仁さんと行く“オトナ”の工場見学 〜絵の具編〜
(画像=油絵の具用の金属チューブを製造している会社も今は日本に一社しかないのだとか。、『男の隠れ家デジタル』より引用)
片桐仁さんと行く“オトナ”の工場見学 〜絵の具編〜
(画像=チューブのお尻の部分を折って封をする機械。、『男の隠れ家デジタル』より引用)
片桐仁さんと行く“オトナ”の工場見学 〜絵の具編〜
(画像=この後のラベル貼りに至るまで全てが手作業。、『男の隠れ家デジタル』より引用)

何から何まで手作業の工程に「こんなにアナログなの!」と驚く片桐さん、鈴木さんに教えてもらいながら充填作業も体験した。急に出てきそうで怖いと狼狽えながらも無事完成。

「シンプルなだけにテクニックがたくさん詰まってますね、すごい」

そもそも、絵の具の材料とは? ということで、次に見せてもらったのは材料を配合する「粉場」。

ここには色を作るための顔料や油、つなぎとして使う材料などの重い缶や大袋が所狭しと置いてある。壁には顔料を掬うためのスコップが並んでいて「これがもうアート!」と片桐さん。

片桐仁さんと行く“オトナ”の工場見学 〜絵の具編〜
(画像=顔料が混ざらないようにスコップは色味によって使い分けている。、『男の隠れ家デジタル』より引用)

月光荘に代々伝わる秘伝の絵の具レシピも保管されており、昔はレシピを盗む人もいたため「A500」「S160」など記号で書かれているのだそう。「暗号みたい」と片桐さんは目を光らせていた。

最後はカフェでコーヒーを飲みながら、代表の日比康造さんにこの場所にかける思いを伺った。

「“アートの公民館”みたいな場所を作りたいと思って。大人が子どもの手を引いて、絵の具を作っている現場を見たり、ここに集うアーティストと話をする。そうやってアートを身近に感じてほしくてこの場所を作ったんです」

気軽に工場見学へ来てみたつもりが、思いのほか熱い思いを聞くこともできた。片桐さんと日比さんはすっかり意気投合し、その後も2人のアート談義は続いていた。

片桐仁さんと行く“オトナ”の工場見学 〜絵の具編〜
(画像=カフェ店員の林敏江さん。、『男の隠れ家デジタル』より引用)
片桐仁さんと行く“オトナ”の工場見学 〜絵の具編〜
(画像=コーヒー(500円)は絵の具同様粉から作る丁寧な味わい。、『男の隠れ家デジタル』より引用)
片桐仁さんと行く“オトナ”の工場見学 〜絵の具編〜
(画像=温かみを感じる手書きのメニュー。軽食も絶品だ。、『男の隠れ家デジタル』より引用)
片桐仁さんと行く“オトナ”の工場見学 〜絵の具編〜
(画像=店内では絵の具や筆など、月光荘オリジナルの画材を販売している。、『男の隠れ家デジタル』より引用)
片桐仁さんと行く“オトナ”の工場見学 〜絵の具編〜
(画像=種類が多く目移りする。、『男の隠れ家デジタル』より引用)

【取材協力】
月光荘ファルベ

片桐仁さんと行く“オトナ”の工場見学 〜絵の具編〜
(画像=『男の隠れ家デジタル』より引用)

埼玉県入間郡三芳町竹間沢324-6
TEL:049-259-4116
営業時間:12:00~18:00(火~木曜)、~22:00(金・土曜)
定休日:日・月曜
アクセス:東武鉄道「みずほ台駅」より徒歩20分

撮影/むかのけんじ

提供元・男の隠れ家デジタル

【関連記事】
【名車リスト85選】古いクルマってなぜこんなにも魅かれるのだろう?往年の名車とオーナーの物語|憧れのクラシックカースタイル
時を超えて美しい姿を留める「現存十二天守」の城を歩く。|それぞれに異なる城の魅力を徹底的に探ってみたい
かつて夢見た仕事に縛られない暮らし——働き方も暮らしも変われば海外移住も夢ではない
山城・古戦場・歴史道ベスト34|見ているだけで癒される歴史スポット
ひとり家呑みのススメ。~14人のひとり家呑み部屋~