マイホームを購入する際に現金で払えない場合は住宅ローンを組むことになり、当たり前に借りられると思っている方も多いですが、実は落ちる場合もあります。ここでは住宅ローンの事前審査についてご紹介していきます。勤続年数や年収面をクリアしても審査落ちしてしまうこともあるので、住宅ローンをお考えの方はぜひチェックしてみてください。

目次
住宅ローンの審査には事前審査と本審査がある
住宅ローンの事前審査では何を審査される?

住宅ローンの審査には事前審査と本審査がある

住宅ローンの事前審査とは?勤続年数や年収がクリアしていても落ちることがある⁈
(画像=『工具男子』より引用)

住宅ローンの審査には事前審査と本審査の2つの審査を通らないと、ローンが組めません。初めてローンを組む方はどういった審査をするのか、ご存じない方も多いでしょう。まずはどんな審査かをチェックしていきましょう。

事前審査(仮審査)とは

事前審査は金融機関によって仮審査と呼ばれることもあり、申し込む方がローンを組める条件をクリアしているかを確認するものです。事前審査は申し込む人の自己申告による情報・申込書で、金融機関が簡易的に審査をします。

事前審査にかかる時間

住宅ローンの事前審査とは?勤続年数や年収がクリアしていても落ちることがある⁈
(画像=『工具男子』より引用)

事前審査にかかる時間は3.4日程度で、長くても1週間程度で結果が分かります。WEB上で審査できる場合は、最短で即日のところなどもあるので、結果が早く知りたい場合はインターネットの利用もおすすめです。

事前審査を通過すると本審査へ

住宅ローンの事前審査とは?勤続年数や年収がクリアしていても落ちることがある⁈
(画像=『工具男子』より引用)

事前審査を通過すると、本審査が受けられるようになります。事前審査でNGだった場合は、その銀行ではローンが組めないということになるので、他の金融機関を探してまた事前審査を受けなければなりません。

本審査では事前審査とは別の書類が必要になり、さらに時間をかけて正式に審査されます。本審査でNGになる場合ももちろんあり、その審査に通るとローンの契約手続きに移ります。

住宅ローンの事前審査では何を審査される?

住宅ローンの事前審査とは?勤続年数や年収がクリアしていても落ちることがある⁈
(画像=『工具男子』より引用)

そもそも住宅ローンの事前審査では何を審査されるのでしょうか。書類のどこをチェックして審査されているのか、確認してみてください。

銀行が重視すること

住宅ローンの事前審査とは?勤続年数や年収がクリアしていても落ちることがある⁈
(画像=『工具男子』より引用)

まず事前審査では勤務先、正社員や個人事業主などの雇用形態、勤続年数や健康状態なども審査の項目となります。中でも銀行が重視することは、返済能力があるかどうかです。

ローンを組むと毎月返済していく必要があるため、継続した収入があってさらに返済金を継続して用意する能力が必要です。銀行としては返済能力がなく貸したお金が返ってくる見込みがなければ、やはり貸してはくれません。

一番重視されるのは完済時年齢

住宅ローンの事前審査とは?勤続年数や年収がクリアしていても落ちることがある⁈
(画像=『工具男子』より引用)

審査の中で一番重視されるのは、完済時の年齢です。完済時の年齢が何歳までと各銀行で決まっており、近年は80歳未満や81歳までとしているところが多くなりました。年齢だけ見ると結構長くまでOKなように見えますが、35年ローンを組むと45歳で住宅ローンを申し込むのがギリギリということになります。

仮に80歳完済でローンが組めたとしても、70歳代でも返済していけるかどうかなども考える必要がああります。年金や老後に不安がある場合は、仕事を退職する前に完済できるよう、計画を立てた方が良いでしょう。

事前審査に必要な書類

住宅ローンの事前審査とは?勤続年数や年収がクリアしていても落ちることがある⁈
(画像=『工具男子』より引用)

事前審査を依頼する場合は、必要な書類の提出を求められることがあります。運転免許証など本人確認書類、直近の年収を確認できる書類が必要です。会社員であれば源泉徴収票や、個人事業主であれば確定申告書の写しや納税証明書の原本があれば大丈夫でしょう。

また、購入予定の物件の購入金額や住所、間取りなどが描かれた資料などの提出が求められます。この時点で車や教育関係などの他のローンを返済中の場合は、残高証明書なども用意しておく必要があります。

WEBの審査であれば必要書類の提出なしで審査してくれるところもありますが、写真のアップロードを求められる場合もあるので、用意しておくと安心です。