2022年秋にローンチした、デニムチェアブランド「OLD OVER(オールド オーバー)」から、初のコラボレーションコレクション「EASTPORT」シリーズが登場。3月3日(金)より、公式オンラインストアならびに、理念を共有するパートナーとの協業にて販売を開始。
初のコラボレーションコレクションとして、デニムのスペシャリストである大坪洋介氏を迎え、日本とアメリカの「ヒストリー」をテーマに掲げたコレクションを発表する。
OLD OVER最高峰シリーズとなるコレクション
ジーンズが100年先まで味わいと深みを増し続けるように、家具に経年変化の概念を加え、時間経過の魅力を発信する同シリーズは、敬愛する古き良きアメリカの文化やファッション・ライフスタイルと、日本の伝統や古来の技法を融合させた新たなコレクションである。
様々なカルチャーを発信する大坪洋介氏
今回タッグを組んだ大坪洋介氏は、1970年代より29年間、米国カリフォルニア州ロサンゼルスに在住した経験を持つ。40年以上アメリカと日本を含むアジア、ヨーロッパにおいて、ファッションを中心とした様々なカルチャーを発信している。
「ローガン」「リーバイス」など、様々なブランドのディレクターとして活躍。今なお常に新しいライフスタイルを紹介する役割を担うための架け橋になりたいとの思いから、カテゴリーにとらわれない活動をしている。
このコラボでは「OLD OVER」のブランドテーマである「時間」を「ヒストリー」と捉え、プロダクトに落とし込んだという。
アンティークミシンでのデニム縫製や木部への藍染、銅の象嵌など、日本のプロフェッショナルな職人が1点ずつハンドメイドで製作する同ブランド最高峰シリーズである。
ハンドメイドで製作した全4アイテムをラインナップ
「EASTPORT」は、1800年代後半から1900年代初頭の時代や日本が永年育んできた匠の技と、歴史に注目し提案する。明治6年(1873年)5月20日(火)に、サンフランシスコでリーバイ・ストラウスが、銅製のリベットをデニムに打ち付け丈夫なジーンズを生産するために特許を申請した、ジーンズの起源に注目した同プロダクトたち。
日本の世界に誇るデニム生地メーカーに依頼し、家具に不向きな移染するデニム生地だが、極力堅牢度を改善した生地を使用。木の部分は藍染=インディゴ ブルーに、日本古来の金属の象嵌や接合部に銅などの金属を使用し匠の技が光っている。
アメリカの文化を育んできた時代を経て、ビンテージ・デニムの価値を世界中に広め経年劣化を美しいとするライフスタイルを、世界中の人々に再認識させている日本のものづくりやカルチャー。日本の匠の叡智が集結したEASTPORTを楽しんでほしい。
(akihiro takeji)