ギターやベースを愛するミュージシャンなら、その名を知らない人はいない世界的楽器メーカー「Fender(フェンダー)」。

この夏、東京の原宿・表参道エリアに「FENDER FLAGSHIP TOKYO(フェンダー フラッグシップ トウキョウ)」がオープンする。これはブランド創設から77年の歴史において、世界初の旗艦店となる。

原宿・表参道に誕生する「FENDER FLAGSHIP TOKYO」

日本を代表するトレンド発信地であり、高感度なショッピングエリアとしても世界に名を馳せる原宿・表参道。

同地を象徴する商業ビル「THE ICE CUBES(ジ アイス キューブス)」に、「FENDER FLAGSHIP TOKYO」がオープンする。

ストアは地下1階から地上3階の4フロアに渡り、総延床面積1068.4m²、323.19坪に及ぶ大規模店になるという。

JR山手線の原宿駅から徒歩5分、東京メトロの明治神宮前駅からはわずか徒歩2分の好立地で、東京メトロの表参道駅からも徒歩8分で到着する。

初心者や楽器を弾かない人も歓迎

「FENDER FLAGSHIP TOKYO」は、これまでになかった新しいショッピング体験と音楽体験を提供するためにデザインされたストアになる。

その対象は、プロのミュージシャンやコレクターから、これから楽器を始めてみたいという未来のアーティストまで、音楽を愛するすべての人に及ぶという。

店舗ではエレクトリックギター/ベース、アコースティックギター、アンプ、ペダル、楽器アクセサリーやライフスタイル商品など、フェンダー及びスクワイヤーのあらゆる製品を扱う。

一般的な商品だけでなく、最新のアーティストシグネイチャーモデルや、世界的に名高い優れたビルダー達が手がけるフェンダーの最上級のギター/ベース“Fender Custom Shop”のオーダーにも対応する。

楽器店というと未経験者には縁遠く感じるが、同ストアでは楽器を弾かない人でも気軽に立ち寄れるようなサービスの提供を予定しているという。

最新の楽器や関連機材の販売を行うだけでなく、音楽やトレンドに敏感な人や、ハイエンドで特別なショッピング体験を求める人にも楽しめる店舗づくりを目指す。

米国の「フェンダー ミュージカル インストゥルメンツ コーポレーション」 CEO アンディ・ムーニー氏は、創設者レオ・フェンダー氏の「アーティストは天使であり、彼らに羽ばたくための翼を与えることこそが、我々の使命である」というビジョンを引用する。

同ストアは、あらゆるステージのプレイヤーに音楽の楽しさを体感してもらう取り組みのひとつになるという。

フェンダーミュージック社でアジアパシフィック統括を務めるエドワード・コール氏は、日本とフェンダーとの40年以上に渡る関係を指摘する。

「日本は、世界の音楽市場において重要な役割を担っており、フェンダーの豊かな歴史と伝統を発信するのに最適なエリアです」「歴史と伝統を誇るフェンダーブランドをここ日本から世界へと、さらなる発展を目指してまいります」と語る。

自ら演奏する人だけでなく、音楽を愛するすべての人を受け入れる「FENDER FLAGSHIP TOKYO」。新たな文化の発信地となることを期待したい。

FENDER FLAGSHIP TOKYO
オープン時期:2023年夏
所在地:東京都渋谷区神宮前1-8-10

(SAYA)