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かつて柏レイソルの下部組織に在籍していたFW伊藤達哉は現在、2.ブンデスリーガ(ドイツ2部)FCマクデブルクでプレー。先月26日にはDF室屋成擁するハノーファーとの一戦で2アシストをマークしただけに、クリスティアン・ティッツ監督の起用法に対して複雑な心境を抱いている。
伊藤達哉は昨年1月、ベルギー1部シント=トロイデンVV(STVV)からFCマクデブルクへレンタル移籍。今季はリーグ戦ほぼ全試合でピッチに立っているものの、先発出場はわずか6試合。チームが2部残留争いを強いられる中、直近3試合で3アシストをマークするなど調子を上げると、ハノーファー戦ではMOM(マン・オブ・ザ・マッチ)を受賞している。
そんな伊藤達哉を先発起用しない理由について、ティッツ監督は「後半から彼を起用すれば、相手は守りにくくなる」とコメント。スーパーサブとしての役割にさらなる期待を寄せている。
一方、伊藤達哉本人はスタメンでの出場機会が少ないことについて「ティッツ監督とは何度も話しています。怒っているわけでも、がっかりしているわけでもありません。監督は僕のことをレギュラーの選手と呼んでいます。レギュラーというのはファーストイレブンだけでなく、13人、14人、15人という意味です。それは理解しています」とコメントを残している。
FCマクデブルクはリーグ戦22試合を終えて7勝3分12敗。3部入れ替え戦圏内の16位アルミニア・ビーレフェルトからわずか4ポイント差の14位と、厳しい戦いを強いられている。
なお伊藤達哉はハンブルガーSV在籍時にも、ティッツ監督の指導を受けている。自身のことをよく知る恩師であるだけに、同選手には我慢が求められる。