東京・豊洲の「チームラボプラネッツ TOKYO DMM」(以下、チームラボプラネッツ)が、春バージョンの巨大な作品空間を公開する。期間は、3月1日(水)から4月30日(日)まで。

全身を包みこむ圧倒的な映像美はもちろん、そこに身を投じた人の存在によって変わる、高度な演出を体感してみてはいかがだろう。

チームラボ《Floating in the Falling Universe of Flowers》©チームラボ

チームラボ《Floating in the Falling Universe of Flowers》©チームラボ

リアルタイムで描かれ続ける刹那的な映像美

外国人ツーリストからも注目を浴びる「チームラボプラネッツ」が、4つの巨大な作品空間と2つの庭園からなる「水に入るミュージアムと、花と一体化する庭園」を展開する。

チームラボ《Floating Flower Garden; 花と我と同根、庭と我と一体》©チームラボ

チームラボ《Floating Flower Garden; 花と我と同根、庭と我と一体》©チームラボ

そのうちの映像作品においては、従来の映像作品と大きく異なり、あらかじめ記録された映像を再生するのではなく、コンピュータプログラムによって作品がリアルタイムで描かれ続けているのが特徴だ。

たとえば、「人と共に踊る鯉によって描かれる水面のドローイング – Infinity」では、鑑賞者は裸足になって映像作品の中に身を投じる。

水面を泳ぐ無数の鯉は、人々の存在や他の鯉の影響を受けながら泳ぎ、その軌跡によって線が描かれていく。そして、人々にぶつかった鯉は、花に変化して散っていく。つまり、同じ作品に二度と出会うことができない、刹那的な美まで体感できる演出だ。

チームラボ《人と共に踊る鯉によって描かれる水面のドローイング-Infinity》©チームラボ

チームラボ《人と共に踊る鯉によって描かれる水面のドローイング-Infinity》©チームラボ

もちろん、巨大な作品への没入感も圧倒的。幻想的な空間に身を任せていると、カラダと作品、他の鑑賞者との境界線が曖昧になっていくような不思議な感覚を覚えることだろう。

3月1日(水)からの春バージョンでは、咲いていく花々がサクラとなり、はかなくも美しく散っていく。

巨大なドーム空間でサクラの生涯を共にする

巨大なドーム空間の作品「Floating in the Falling Universe of Flowers」は、花々が時間と共に刻々と変化しながら咲き渡り、生命の宇宙の広がりを感じられる。

3月1日(水)からは、空間いっぱいにサクラが咲き渡り、その誕生と死滅を時間を忘れて繰り返し楽しむことができる。

春を感じるヴィーガンアイスクリーム

なお、敷地内のヴィーガンラーメン店「Vegan Ramen UZU Tokyo」では、春限定のヴィーガンアイスクリームを楽しむことができる。

ピンクグレープフルーツの甘酸っぱい酸味と、バニラビーンズに似たトンカビーンズのフローラルな香りを合わせたヴィーガンアイスクリームからは、出会いと別れの季節である春っぽさを感じられるだろう。提供期間は3月1日(水)から5月31日(水)までの予定だ。

気温の上昇と共に身軽になっていくカラダとココロを連れて、「チームラボプラネッツ」へと足を運んでみたい。

チームラボプラネッツ TOKYO DMM
所在地:東京都江東区豊洲6-1-16 teamLab Planets TOKYO
会期:実施中~2023年末
開館時間:月~金 10:00~20:00、土日祝 9:00~21:00 ※3月~4月
特別延長期間:3月20日(月)、3月22日(水)~3月24日(金)9:00~21:00
3月25日(土)~4月2日(日)、4月29日(土)・30日(日)9:00~22:00
※最終入館は閉館の1時間前
休館日:3月2日(木)、4月13日(木)

(zlatan)