かなり思い切った一軒め酒場のイメージリニューアル

JR新橋駅から徒歩1分。最高の立地に一軒め酒場はある。

酒場ライター・パリッコが飲んで語る「今あらためて『一軒め酒場』が面白い」
(画像=新橋西口駅前付近のガード下に、『Foodist Media』より 引用)
酒場ライター・パリッコが飲んで語る「今あらためて『一軒め酒場』が面白い」
(画像=『一軒め酒場 新橋店』はどーんとある、『Foodist Media』より 引用)

堂々と掲げられたそのキャッチフレーズはなんと、

酒場ライター・パリッコが飲んで語る「今あらためて『一軒め酒場』が面白い」
(画像=「おやじが喜ぶこだわりの酒と肴だけの店」、『Foodist Media』より 引用)

どうだろう? この思い切った断言ぶりは。

店の顔たる看板やのれんに「老若男女大歓迎!」ではなくて「おやじが喜ぶこだわりの酒と肴だけ」というコンセプトを掲げた一軒め酒場。

もちろん、客層を“おやじオンリー”に絞ったというわけではない。実際、僕が訪れた平日の午後6時、すでに店内はおやじ世代の人々はもちろん、若いグループも入り混じって大盛況。みな幸せそうな顔で飲んでいた。

決して“写真映え”するような派手なものでなく、堅実にうまい酒とつまみを提供してくれて、心穏やかに、懐にも優しく飲める。そんな大衆酒場の基本を大事にしようという心意気が伝わってくるじゃないか。そこに僕は、ちょっと大げさに言えば、感動してしまったのだ。

酒場ライター・パリッコが飲んで語る「今あらためて『一軒め酒場』が面白い」
(画像=店内の雰囲気も、まさに大衆酒場、『Foodist Media』より 引用)
酒場ライター・パリッコが飲んで語る「今あらためて『一軒め酒場』が面白い」
(画像=メニューも完全おやじ仕様、『Foodist Media』より 引用)
酒場ライター・パリッコが飲んで語る「今あらためて『一軒め酒場』が面白い」
(画像=もちろん、驚きの安さはそのまま!、『Foodist Media』より 引用)

「安かろう悪かろう」ではなく、「きちんと美味しい料理」であることを維持するため、構成を見直し、あえて品数を絞ったというメニュー。開店当時からの名物商品は残しつつ、リニューアルにあたって新開発されたというつまみたちの姿も気になる。“さ〜、どれを頼もうかな!”と迷う時間の楽しさよ。

ではでは、まずは「生ビール」に、「きゅうり一本漬」、「旨辛ニラナムル」あたりで始めてみようかな。

酒場ライター・パリッコが飲んで語る「今あらためて『一軒め酒場』が面白い」
(画像=「サッポロ生ビール黒ラベル<樽生>(中ジョッキ)」(462円)、『Foodist Media』より 引用)
酒場ライター・パリッコが飲んで語る「今あらためて『一軒め酒場』が面白い」
(画像=「きゅうり一本漬」(286円)、『Foodist Media』より 引用)
酒場ライター・パリッコが飲んで語る「今あらためて『一軒め酒場』が面白い」
(画像=「旨辛ニラナムル」(286円)、『Foodist Media』より 引用)

パーフェクトにクリーミーな泡と、パーフェクトにコールドな温度、パーフェクトにクリアな品質。サッポロが設ける厳しい設定をクリアした店でしか提供できない「ザ・パーフェクト黒ラベル認定」の生ビールが、渇いたのどにパーフェクトに染み込んで、うまい!

「きゅうり一本漬」の、まさにおやじ好みな安定感もさることながら、われながらいいチョイスだったのが「旨辛ニラナムル」。シャキシャキとしたニラのパンチと、韓国唐辛子系の旨味がビールとの相性抜群だ。