乗り換え割引、キャッシュバック、ポイントプレゼント……。携帯キャリアは契約者を獲得するため、ユーザーに魅力のある施策を次々と展開している。キャンペーン特典に魅力を感じて他キャリアに乗り換えて、快適かつお得に利用できているなら万々歳だが、乗り換え先の実態に不満を感じ後悔した経験はないだろうか。そうなると、また乗り換えを検討するのだが、以前契約していた携帯キャリアに戻るのは気が引けるものだ。そのようなユーザー心理をくみ取ったのか、携帯電話サービス「mineo」が新たな割引制度を打ち出した。割引対象となるのは、mineoとの契約実績のあるいわば“元契約者”である。

出戻りユーザー向け「おかえり割引」2月22日からスタート!

mineoの出戻りユーザー向け「おかえり割引」開始、どんなサービス?
(画像=mineoのウェルカム精神にあふれた割引制度だ(画像は「株式会社オプテージ」プレスリリースより引用),『オトナライフ』より 引用)

mineoが2月22日から提供を開始する割引制度、その名も「おかえり割引」。かつて、mineo回線の契約実績があり、現在は契約しておらず、あらためて契約を希望するユーザーが対象となる。割引内容は、契約事務手数料3,300円が無料に。額にして数千円だが、なにかと世知辛い現代社会においてはありがたい無料化である。注意点としては、過去にmineo回線との契約実績があっても、解約後3年以上経過していたり、「おかえり割引」を一度適用されたユーザーは割引適応外となる。

こうした出戻り歓迎の出欠サービスができるのは、以前とは異なりユーザーを満足させられるという自信の表れだろう。事実、mineoは「2023春 mineo 新サービス発表」と題した声明を出し、10分通話パック、マイそくスーパーライト、広告フリーといった8つの新サービスを発表している。「おかえり割引」はそのひとつに数えられる、まさに、目玉施策なのだ。

「再契約したいけど気まずい……」ユーザーとの接点づくりに期待

mineoの出戻りユーザー向け「おかえり割引」開始、どんなサービス?
(画像=格安SIMの台頭でユーザーの乗り換えが活発したようだ(画像は「株式会社オプテージ」プレスリリースより引用),『オトナライフ』より 引用)

もうひとつ、mineoが「おかえり割引」を展開する理由として、元契約者との接点づくりがある。2010年代後半に大手3社と比較してお手頃な利用料が特徴のMVNO(格安スマホ/格安スマホ)が普及し、大手キャリアからの乗り換えが増えはじめている。さらに、MVNO間での乗り越えも発生し、お得感を打ち出し、契約者を獲得するmineoだが“投げられ出ていくユーザー”への対応策がなかった。そのせいか、mineoの再契約率は7.5%にとどまっており、大半の元契約者をどう振り向かせるか、という課題の打開策として「おかえり割引」に期待しているようだ。

元契約者の心理としては、再契約を歓迎するキャリアのスタンスはありがたいことだろう。「おかえり割引」効果で、再契約者は増えることが見込めるが、大事なのは契約後のサービス力にほかならない。2023春の新サービスをはじめとしたmineoの地力そのもので、他社を知るユーザーたちをどれだけ満足させれるのか注目だ。

引用元:【mineo】
引用元:2023春 mineo 新サービス発表!【mineo】

※サムネイル画像は(Image:「株式会社オプテージ」プレスリリースより引用)

文・オトナライフ編集部/提供元・オトナライフ

【関連記事】
ドコモの「ahamo」がユーザー総取り! プラン乗り換え意向調査で見えた驚愕の真実
【Amazon】注文した商品が届かないときの対処法を解説!
COSTCO(コストコ)の会員はどれが一番お得? 種類によっては損する可能性も
コンビニで自動車税のキャッシュレス払い(クレカ・QRコード決済)はどの方法が一番お得?
PayPay(ペイペイ)に微妙に余っている残高を使い切るにはどうすればいいの!?