出張や旅行、冠婚葬祭などでスーツを持ち運ぶこともあるでしょう。その時に気になるのが、シワにならずに持ち運ぶ方法ではないでしょうか。
せっかくのスーツがシワや折り目だらけになってしまっては、かっこよく着こなせません。そこで今回はスーツを持ち運ぶ方法やシワにならないたたみ方を解説していきます。
目次
スーツを持ち運びする方法
スーツを持ち運びする際のたたみ方
スーツを持ち運びする方法

出張や遠方での冠婚葬祭などでスーツを使う際、どのように持ち運びしたら良いかお悩みの方もいるのではないでしょうか。シワにならないよう持ち運びするには、その方法が重要です。まずは、スーツを持ち運ぶ方法を3つご紹介します。
持ち運び方法①スーツケース
荷物が多くなりがちな出張や旅行などには、スーツケースが便利です。スーツケースに他の荷物と一緒に入れればコンパクトになり、持ち運びしやすいでしょう。ただし、他の荷物に押し潰されたり運んでいる途中に動いたりして、シワができたりスーツが傷んでしまうことがあるので注意が必要です。
スーツケースに入れる場合は収納スペースが分けられているタイプを選ぶ、専用ケースに入れてから収納する、タオルでスーツを包んでおくなどして、他の荷物とごちゃごちゃにならないように工夫しましょう。
持ち運び方法②スーツカバー

遠方への旅行や出張ではなく、長時間の移動を伴わない外出であれば、スーツカバーで持ち運ぶこともできます。スーツを購入すると貰えることが多いので、わざわざ購入する必要がなく手軽でしょう。
もともと持ち運びすることを前提として設計されているので、型崩れやシワ、ホコリ、汚れなどから守ってくれて使い勝手も良いのが魅力です。中には防水機能が付いたものや収納スペースが工夫されているものもあるため、より機能的なスーツカバーを求めるなら市販で探すのも良いでしょう。
持ち運び方法③ガーメントバッグ
ガーメントバッグというのはスーツを持ち運ぶために作られた収納バッグのことで、ジャケットやパンツをハンガーに掛けたまま持ち運べるのが魅力です。折りたたまなくて良いため型崩れやシワを防ぐことができ、出張が多い方にとって便利なアイテムです。
収納スペースが多く、シャツやネクタイ、ベルトなども一緒に収納することができます。形状は半円形が主流で、ブリーフケース型、ボストンバッグ型、手提げ型、ショルダー、キャリーオンタイプなどもあります。
また防水性に優れている、メッシュ素材で通気性が良いなど機能的なものもあり、用途に合わせて選ぶことが可能です。
スーツを持ち運びする際のたたみ方

持ち運びする際には、方法だけではなくたたみ方も重要です。たたむことでコンパクトに収納できますが、丁寧にたたまないとシワやヨレの原因となってしまいます。ここではジャケット・パンツ・ワイシャツのアイテム別に、持ち運びする際のたたみ方を解説していきますので、ぜひチェックしておきましょう。
ジャケットのたたみ方
まずは、ジャケットのたたみ方の手順を確認しましょう。通常の服のたたみ方ではなく、縦に2つ折りにするのがポイントです。
- ボタンを留め、ジャケットの前面を床側に向けて置きます。
- 肩幅の真ん中あたりを目安にして、背中の生地を脇のラインに沿うようにして縦に2つ折りにします。
- 袖のラインが2で折った折り目のラインと平行になるよう、袖の付け根から袖を折ります。反対側も同じように折ります。
パンツのたたみ方

次は、パンツのたたみ方です。たたんでいく際は、シワが寄らないよう注意しながらたたんでいきましょう。
- 正面と後ろの中心をつまみ、脚中央の折り目(センタークリース)に合わせます。
- ワイシャツなどのクッションを乗せて、腰から足先へ向かって2~3回たたみます。クッションは少し多め(ワイシャツなら3枚程度)にし、シワが寄らないようにたたむのがポイントです。
- たたんだらタオルや大きめの服で包んでほどけないようにし、摩擦や不要な光沢がを防ぎましょう。たたんだジャケットの上に乗せ、パンツを包むように折りあげても良いです。
ワイシャツのたたみ方
スーツを持ち運びする際にはワイシャツも一緒に持っていくことになりますが、型崩れやシワを防ぐには書類ケースを活用するのがおすすめです。薄いタイプだとワイシャツの襟が潰れてしまうので、厚みがある書類ケースを用意し、ケースのサイズに合わせて細めにたたんでいきましょう。
- ワイシャツのボタンをすべて留め、裏返しにします。
- 襟のすぐ横あたりでまっすぐになるようにたたみ、袖をワイシャツの中心と平行になるようにたたみます。
- 反対側も2と同様にたたみ、軽く全体のシワを伸ばします。
- 裾と袖口を一緒にたたみ、ワイシャツが2つ折りになるようにします。
- ワイシャツを表にして形を整え、第1ボタンと襟先のボタンは外します。
- 書類ケースにワイシャツを入れて襟が潰れないように形を整え、ケースを閉じたら完成です。