ラスト1投で52cm海アメマス

選別して持参したものの、それまで使用していなかったルアーを投げ歩くことにしました。半ば諦めて各ルアーのアクションの特徴の確認のような一投一投になっていました。ミノーやメタルジグでは反応が得られず、シンキングペンシルに変え水面直下をデッドスローで巻いてみます。

この昨年から抜群の活躍してくれているルアーを最後にして、ラスト1投で終了にしようと思っていました。ルアーが沖に着水し、すぐに糸フケを取り、リールをゆっくりと巻き取ってすぐのことでした。

厳寒期の雪降るサーフで52cm海アメマス釣った【青森】 シーバスタックルでキャッチ釣り場の様子(提供:TSURINEWSライター杉浦剛)

ガッ!とした衝撃と共に反射的にロッドを立てると、確かな生命感がありフッキングにも成功、口が割けないようにドラグを緩めながら冷静にやり取りをしました。どこか悶えているような抵抗のある引きは独特で、正体は海アメマスだと確信しました。なかなかの重量感で、スリリングな一時です。

何度か水面から飛び出てきてヒヤリとさせられましたが、無事にキャッチできました。52cmの海アメマス、素晴らしい体高と美しい発色の個体でした。

降雪が激しくなり終了

予報によると潮の状況もしばらく良く、夕マヅメまで粘るのもアリかと考えましたが、魚の持ち帰り処理をしている最中にモサモサと重い雪が降ってきました。

このまま暗くなると元の場所に戻れなくなる危険性があるので、一匹釣れたタイミングで終了とすることにしました。

冬の貴重なターゲット

元々は北海道で盛んな釣りですが、本州最北端の青森県でも味わうことができる海サクラマス、海アメマスの釣り。釣り物の少ない真冬でも楽しめる魚です。味は好みが分かれますが、一般的に海サクラマスの方が美味とされています。そして釣り上げるにも難易度が高いのも海サクラマスとされています。

厳寒期の雪降るサーフで52cm海アメマス釣った【青森】 シーバスタックルでキャッチ釣り場の様子(提供:TSURINEWSライター杉浦剛)

確かに、海サクラマスはとても美味しく、キャッチ難易度が高い魚です。しかし、海アメマスも下顎が柔らかいためにバレやすく、調理次第ではとても美味であると思っています。この厳冬期の時期はメバルやアイナメ等、ロックフィッシュの存在に隠れがちですが、青森県で陸っぱりから狙える立派な冬のターゲットです。

細く険しい河川から降海してきたのかと考えながら釣り上げ調理していると、どこか感慨深さを感じられる、魅力的な魚。青森にいるタイミングでこの時期を迎えられた筆者にとっては、寒さも吹き飛ぶ貴重な冬の釣りの一つであります。

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<杉浦剛/TSURINEWSライター>

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