東京・外苑前のインテリアショップ「B&B Italia Tokyo」にて、2月25日(土)から3月12日(日)までの期間、2022年にイタリア・ミラノで発表された新作インテリアを展示する。

これらのコレクションは、“シーティング”をテーマに、ピエロ・リッソーニ氏、ヴィンセント・ヴァン・デュイセン氏、フォスター・アンド・パートナーズらがデザイン。ミニマリズムと洗練されたディテールが際立つ4つのシートと、彫刻的な形とボリュームを持つ2つのアイテムで構成されている。

今回は、これらの新作インテリアの一部をピックアップして紹介したい。

ハンドバッグのように細部にまでこだわった「Pochette」

ピエロ・リッソーニ氏がデザインした「Pochette(ポシェット)」は、ゆったりとしたサイズのアームチェア。

製品名「Pochette」は、大切な場面で持ち歩くソフトかつ優美なハンドバッグに由来。スチールとレザーを組み合わせ、ユニークなフォルムと快適な座り心地を実現した。

クリーンかつシンプルなデザインの「Mjna」

同じくピエロ・リッソーニ氏の作品「Mjna(ミーナ)」は、最適な座り心地を実現するために人間工学に基づき設計されたチェア。機能性と、金属や厚革など特定の素材が持つ上品さが見事に融合した一脚だ。

ミニマリズムとナチュラリティの結晶「Cordoba」

フォスター・アンド・パートナーズがデザインした「Cordoba(コルドバ)」は、デザイン、精密さ、そして環境への配慮を兼ね備えたアームチェア。

ゆったりとした座り心地の座面とオークまたはアッシュ材のフレームは、シンプルだが完璧なバランスを実現。全てのパーツにおいて快適さと軽さを追求しつつ、美しいシルエットとなるようこだわった。

なお、同製品はFSC認証の木材と食品産業から排出される厚革で作られており、100%分解できるように設計されている点もポイント。

3つの円形テーブルが揃う「Planck」シリーズ

3種の異なるサイズの円形テーブルで構成された「Planck(プランク)」シリーズは、同じ形状と素材で統一されたユニークなデザインが魅力的。

また、カラーオプションも多様に用意されており、独自のローズウッド仕上げを施したクラシックなタイプ、マット仕上げや光沢仕上げを施したタイプなど、好みのテイストに応じた質感のものをセレクトできる。

リビングでコーヒーテーブルとして使えるのはもちろん、ナイトエリアから客間までさまざまな空間に溶け込む逸品だ。

イタリアで確かな評価を集めるデザイナーたちの傑作は、見る人の審美眼や感性を養ってくれそうだ。

B&B Italia 新作“SEATS & SCULPTURES”展示
会期:2⽉25⽇(土)~3⽉12⽇(日)※水曜定休
会場:B&B Italia Tokyo
営業時間:11時〜18時
所在地:東京都港区北青山2丁目5-8 青山OM-SQUARE 1,3F

(IKKI)