船の流れで釣果が左右
潮の流れや船の流れは、その日の釣果を良くも悪くもします。自分はこの日トモ(船尾)だったので、ミヨシ(船首)からトモ(船尾)へ潮が流れてくると釣れるチャンスは大きくなり、逆にトモ~ミヨシにエサが流れる潮の場合は自分の位置だと厳しくなり、潮の流れや座った位置により釣り方などを変えます。魚の浮き沈みにもよります。

この日の潮の流れはミヨシからトモに流れている状態なので、仕掛けは変えずそのまま。時期にもよりますが、乗っ込みの場合は釣れる数は席により変わりますが、そこまで意識しなくても、全体的に釣れている様に思います。
船長のアナウンスがチャンス
船長はお客さんを乗せ、いつも魚探とにらめっこ。そんな船長がたまに「まだいますよ~」とか声掛けをしてくれてます。この時こそチャンスだったりするのです。

分はこの時に手に持ち落とし込みや、1~2m誘い上げをしています。現にこの日の6枚のうち3枚が、アナウンスが入り落とし込んだ時のヒットでした。
落とし込みで3kgマダイ
マダイは何枚か出たのですが……型がいまいちで、なおかつエサ取りが増えはじめ、そこで作戦変更です。針の上に付けた蛍光ビーズを外し、針をゆっくりと落としたいため、ガン玉から針の位置を30cmから60cmに変え、エサも小さいサイズを付けます。答えはすぐに出ました。

船長のアナウンスが入り、まずは誘い上げから、今度はゆっくりと元の位置に戻し5秒置き誘い下げを入れたその時、ガツンといいアタリ。即合わせをし、慎重にやり取り。見こと3kg綺麗なマダイをゲットすることができたのです。
ゲストにイサキやイシダイも
船の流し変えで潮の流れが変わり、尊敬するSさんはチャンスを逃さず、他のお客さんが釣れてない中、マダイ以外にもイサキイサキを釣り上げて、凄さを見せつけられた感じです。

今回の調査結果
今回の釣行は2月ですが、直江津沖は意外とエサ取りが元気で多い気がします。温暖化が関係している可能性も!?最短1分でエサがなくなることもあり、エサの大きさやまきエサをふる回数や仕掛け、気を使うこともありますがそこが面白い点でもあります。

マダイで気づいた点ですが、上げてくる個体がみんな薄いピンク色です。水温は低そうですが、活性は低くなさそうなので、マダイも温暖化の水温変化に対応してきているのかも知れないです。

この時期の相模湾などはエサ取りが少ないですがマダイも渋めなイメージです。その点でいうと直江津沖のマダイ釣りは、外道はたしょう多いですが、マダイも釣れます。中には大鯛も狙えるので、チャンスはいくらでもあります。
その日のチャンスを逃さず、是非とも直江津沖の、マダイを仕掛けやその日の状況を攻略してゲットしてみてはいかがでしょうか?



<荒木清/TSURINEWSライター>
里輝丸
出船場所:直江津港