商品を買ってしばらくしたら倒産

「これを飲めばお腹スッキリ!!痩せるジュース」という芸能人を使ったチラシが新聞に入っていました。ちょうど便秘にも悩んでいたので、痩せたらいいなと注文してみました。
届いたジュースを飲んでみると、味は普通に飲める甘いジュースでした。1日目飲用してみましたがお腹がスッキリしました。しかし、2日目から腹痛がはじまり、3日目からは脂汗が出てのたうち回るくらいの激痛がお腹に走り、4日目には断念しました。
ジュースにしては高額でもったいないなと思っていたところ、「会社が倒産した」との手紙が届きました。会社が倒産したので商品代金の返金などは一切受け付けられないと書いてありました。
数日後たまたまテレビでモザイクがかかった、ものものしいニュースを見て愕然としました。モザイクはかかっていましたが、私が注文した商品だとすぐにわかりました。
返金を求める購入者が殺到してるが「悪質な計画倒産」という報道でした。広告塔の芸能人は「頼まれただけで、仕方なく」と釈明していました。芸能人が悪いわけじゃないと思いながらも、イライラしながら商品を全て捨てました。

(40代・女性)

無駄な教材に20万円

ある日電話がかかってきて「行政書士の資格を取りませんか?」と勧誘を受けました。行政書士は独立も夢ではない資格と聞き20万円の教材をローンで買いました。
しばらくすると教材が届き、内容を確認してみたらとても一人で勉強できるような内容ではありませんでした。通信教育の教材ではないので誰かに教えて貰えそうもなく、記載されていたお問合せの電話番号に電話をかけると「お掛けになった電話番号は現在使われておりません。」と自動音声が流れました。
一気に勉強する気も失せてしまい、ローンだけが残ってしまいました。その後、名簿が詐欺グループに流れたせいか、勧誘電話が頻繁にかかってくるようになりました。職場にもかかってくるようになり、心配した上司が「消費者生活センター」に相談することを勧めてくれ、相談に行きました。相談員がすぐに業者に電話してくれて、それ以降勧誘電話はかかってこなくなりました。

(50代・女性)

今回は、詐欺に巻き込まれたエピソードについて紹介しました。
詐欺に巻き込まれないよう、最低限のお金の知識はつけておきたいですね。

文・MONEYTIMES編集部