JR札幌駅下車、徒歩約15分の場所にある「ホテルクラビーサッポロ」が、2024年の初めに「ホテル創成札幌 Mギャラリー」としてリブランドオープンする。

それに伴い、30年近くにわたり愛されてきた「ホテルクラビーサッポロ」は、今年の4月10日(月)をもって閉館。この記事では、「Mギャラリー」が建つ創成イーストエリアについて案内する。

客室イメージ

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期待と注目を集める創成イーストエリア

新しい「Mギャラリー」は、創成川の東側「創成イーストエリア」に誕生する。1876年に日本初の本格的なビール工場「開拓使麦酒醸造所」が誕生した場所だ。

かつて工業区域として街の発展を支えた歴史あるこの場所は、現在再開発が進行中。新幹線の延伸も後押しとなり、期待と注目を集めている。

札幌市にある創成橋は、「札幌にはじめて成る橋、創始していく橋」という意味が込められており、最古の橋として市民に愛されている。その下を流れる創成川は、開拓使の時代より札幌の発展において大きな役割を果たしてきた。

開拓時代の精神を引き継ぎつつ、進化を止めない創成イーストエリア。「ホテル創成札幌 Mギャラリー」という名前には、“世界と北海道を、そして未来と過去をつなぐ新しい札幌の拠点として、初めて北海道を訪れた人の目印のような場所になる”という思いが込められている。

アコーグループのブティックホテル「Mギャラリー」誕生

「Mギャラリー」は、フランス・パリを拠点とするアコーグループのアッパースケールホテルブランドだ。世界を発⾒するストーリーを持つ、個性あふれるブティックホテルコレクションとして、世界32か国に110のホテルを展開している。

各ホテルがその⼟地に由来する、そこにしかないストーリーを持っており、世界中の様々な、唯⼀無⼆の体験を発⾒することができる。

「Mギャラリー」には、この時代を象徴する和と洋の様式が融合されたユニークなデザインを反映。118の客室、レストラン、フィットネスセンター、ラウンジなど様々な施設を備えており、ゆったりと贅沢なひとときが楽しめる。

ラウンジイメージ

ラウンジイメージ

レストランイメージ

レストランイメージ

北海道の開拓使と自然を取り入れたホテル

「Mギャラリー」の目の前には、北海道のビール造りを支えた工場跡「サッポロファクトリー」がある。同施設は現在も、ショッピングモール、オフィス、映画館、博物館などが並ぶ複合施設として愛されている。

周辺エリアには、美しい永山記念公園、象徴的なさっぽろテレビ塔、そして人気の「サッポロビール博物館」といった観光スポットも点在する。

「Mギャラリー」は、歴史と伝統を大切にする地域のランドマークとなり、開拓使の「フロンティアスピリット」と北海道の自然を取り入れて、ここでしか味わえない魅力と忘れられないひとときを与えてくれるだろう。

札幌の歴史や伝統、観光まで楽しめる、新しいホテルに期待したい。

ホテル創成札幌 Mギャラリー
開業日:2024年初予定
所在地:北海道札幌市中央区北2条東3丁目 サッポロファクトリー西館

(田原昌)

※画像はイメージ
※記載の情報は現時点の計画案であり、今後の詳細検討により変更の可能性あり