43歳金融系会社員が2年間で劇的に身体を変えることができた理由
(画像=『FITNESS LOVE』より引用)

ジム通いは続けているけれど、なかなか身体が変わらないという人もいるだろう。今回紹介する髙橋秀嗣さん(43)も最初はそうだったが、あることをきっかけに身体が劇的に変わったという。髙橋さんにトレーニングライフを振り返っていただくとともに、ブラッシュアップできた要因を教えてもらった。

髙橋さんは海外旅行の際、アジアのリゾートで自分がヒョロヒョロであることに気が付き、区営ジムに通うようになった。トレーニング動画などを参考にしながらのトレーニングをしていたが、そこまで大きな変化をもたらすことができずにいた。しかし、コロナ禍に入り、区営ジムが閉館。そのタイミングでゴールドジムに入会をすると、そこで転機が訪れた。
「ゴールドジムには当たり前のようにゴリゴリマッチョの人たちがトレーニングをしていて衝撃を受けました。今までは週3、4日だったのですが、週7日ジムに行くようになりました」

金融関係の会社員をしている髙橋さん。残業などの関係でジムに行けない日を作りたくないという思いから、早朝にトレーニングを行う。
「毎朝6時台にジムに着いて1時間半トレーニングをしています。ジムに行かないと気持ち悪いと感じるようになったので、休日もジムに通っています」

トレーニングのこだわりは“高重量”と“ダンベルでのトレーニング”。
「高重量でのトレーニングが一番筋肥大を体感しました。また、ダンベルにこだわるのは軌道をコントロールするときに神経が鍛えられるのと、収縮・ストレッチの可動域に自由が効き、求めている刺激を入れるためです。また、筋肥大のために意識しているのは、自分の弱い精神に何度も打ち勝つこと。それが継続できるのは、天性の負けず嫌いだからかもしれません」

身体を劇的に変えていったという髙橋さんは昨年コンテストデビューを果たす。
「トレーナーさんからマッスルゲート出場を勧めていただきました。『可能性がなければ声をかけません』と後押しされたのが決め手で、初戦のマッスルゲートスポルテックでは出場したカテゴリーすべてでメダルを獲得できました」

また、ボディビルダーの小沼敏雄選手や加藤直之選手からトレーニングやポージングの指導を受けるなど、デビュー戦からさらに経験値を積んでいった髙橋さんはゴールドジムジャパンカップではメンズフィジークマスターズ172cm超級で3位入賞を果たす。
「ゴールドジムに入会してからの2年間で劇的に身体を変えることができ、競技デビューも果たし、結果を残すことができました。今年はJBBF(日本ボディビル・フィットネス連盟)の大会でも結果を残していきたいです」

ゴールドジムには、大会での活躍を目指してトレーニングに励む人が多い。髙橋さんは、その環境に身を置いたことで自分を高めることができたという。なかなか身体が変わらないという人は、同じ目標を持つ人がいる環境に身を置いてみるのといいのかもしれない。

取材:FITNESS LOVE編集部 撮影:中島康介