V字回復の起爆剤となるのだろうか。楽天モバイルは2月15日、新たな契約者獲得施策として「楽天モバイル紹介キャンペーン」の開始を発表した。本キャンペーンの対象は、「Rakuten UN-LIMIT VII」の新規契約者と、すでに契約しているユーザー(契約者)。契約者が見込み客を紹介し、晴れて契約にいたると両者ともに楽天ポイントをもらえる。紹介できるのは友人知人だけでなく、家族も対象になるため、ケースによっては身近な人全員が得になるハッピーなキャンペーンである。

紹介した側もされた側にも楽天ポイントをプレゼント!

楽天モバイル、1人紹介で7,000ポイントプレゼント開始 – V字回復の起爆剤になるか?
紹介を軸にしたポイントキャンペーン、その詳細とは(画像は「楽天モバイル」公式サイトより引用)(画像=『オトナライフ』より 引用)

印象的なのが、それぞれに与えられるポイント額だ。紹介された側の新規契約者は3,000ポイントをもらえる一方で、紹介した側の契約者は7,000ポイントと大きな差がある。さらに、紹介する契約者は毎月10名まで紹介でき、つまり最大で毎月70,000ポイントをもらえることになる。楽天モバイルの魅力をよく理解するユーザーであれば、利点を周りに発信できるはず。そして、発信者となる契約者には楽天ポイントという恩恵がある。契約者の気持ちを高ぶらせる、楽天モバイルのアイデアが光る一手である。

また、新規契約者も契約後は紹介側として機能させていくことも想定した施策といえる。終了日は未定とされており、ポイント付与状況により早期終了する可能性はゼロではない。楽天ポイントを多くもらいたい楽天モバイルユーザーはうかうかしていられないはずだ。

事業不振がささやかれる楽天モバイル、新キャンペーンで巻き返しなるか?

楽天モバイル、1人紹介で7,000ポイントプレゼント開始 – V字回復の起爆剤になるか?
契約者を囲い込み、新規契約者獲得の起爆剤となるか(画像=『オトナライフ』より 引用)

楽天モバイルといえば、厳しい現状を示すニュースが出たばかりだ。2月14日に発表された、楽天グループの2022年12月期連結決算で3,500億円以上の赤字となり、苦境にある楽天モバイルがその一因と指摘する声が挙がっている。2022年前半には楽天モバイルショップが1,000店舗を超え、成長著しいニューカマーだったが、「0円プラン」に代表される激安施策を封印すると下降線に。

2022年年末には全国各地の楽天モバイルショップの閉店ラッシュがSNSで話題となった。楽天グループがさまざまな事業の集合体であり、経営には数字だけで良し悪しを判断できない事柄があるものの、2022年のトピックスをふまえると楽天モバイルが赤字の原因とされても仕方がないか。

楽天モバイルの打開策はキャンペーンだけではない。オンライン契約で携帯回線の即時開通を目指すことが、2月15日の会見で明らかになっている。ポイントや利便性など多角的なアプローチでユーザーの満足度向上、そして、契約者数の増加を実現していく楽天モバイル。世間の注目を集めるなか勝ち筋を見出だせるか注目だ。

引用元:【楽天モバイル】

※サムネイル画像は(Image:「楽天モバイル」公式サイトより引用)

文・オトナライフ編集部/提供元・オトナライフ

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