みなさん、リールのメンテナンスはどの程度の頻度で、どのように行なっていますか?多くの方は「洗う程度」ではないのでしょうか。今回は、メーカーに直でオーバーホールを依頼できる、ダイワの「SLP直通サービス」の使い方を紹介します。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター杉本隼一)

スマホからリールのオーバーホールを依頼できる「SLP直通サービス」使ってみた

リールのオーバーホール

リールのオーバーホールは、性能の維持だけでなく、長く使うためにも大切です。人間に例えるならば定期検診のようなもので、リールに目立った不具合がなくても、シーズンオフの時期を利用してオーバーホールに出すアングラーも多くなっています。

また、ここ数年間でリールの内部機構が急速に高度化したため、日常のメンテナンス以外はプロに任せるのが安心です。オーバーホール自体は車検のように義務ではありませんが、大切なリールをシーズン中に酷使したような場合には、性能維持のために1年に1回オーバーホールをすると次のシーズンも快適に釣りが楽しめます。

違和感がある時も

定期的なオーバーホール以外にも、異音・巻き心地の違和感など使用時に気付く変化や、誤って海水に水没させてしまった場合にもオーバーホールに出しましょう。特に、海水に水没させたときは、時間が経つほど深刻な状態になりかねないため、できる限り早くオーバーホールに出すことをお勧めします。

メーカー直で依頼可能

今までオーバーホールの依頼は、釣具店を経由した申し込みが主流でした。現在は、個人でスマホやPCからオーバーホールの依頼ができるサービスがあります。

ダイワ製品のアフターサービスを担当するSLPのサービスに、「SLP直通サービス」があります。このサービスを利用すれば、釣具屋に行かなくてもスマホだけでオーバーホールの申し込みと依頼ができます。初めてのオーバーホールの依頼や、近くに釣具店がなく申込みが大変といった方々には大変便利なサービスです。

発送手続き対応が必要

注意しておきたいのが、釣具店からの申込みと異なり往路分の送料が発生します。そして、送り状の作成や運送会社への集荷依頼も、全てユーザー側が行う必要があります。そのために、釣具店で申込むよりもコストと手続きが多くなりますが、空いた時間を使って、いつでもオーバーホールの依頼をできることはとても便利に感じます。

ダイワの「SLP直通サービス」利用の流れ

ここからは、実際の「SLP直通サービス」の申込みから発送までの流れを紹介します。

スマホからリールのオーバーホールを依頼できる「SLP直通サービス」使ってみたSLP直通サービスのサイト画面(提供:TSURINEWSライター杉本隼一)

1.SLP直通サービスのページへ

SLP PLUS内のメニューから、SLP直通サービスのページをクリックします。

会員登録をせずに依頼する場合は、サイト内の申込書をダウンロード・印刷して必要事項を記入します。

会員登録をしておくと、申込書の印刷や記載は不要となり、サイト内フォームへ必要事項を入力するだけになりとても簡単です。

オーバーホールの費用がどのくらいかかるかわからない場合は、サイト内で目安の金額を算出してくれる便利な機能があるので利用してください。

2.リールの発送

会員の場合は申込み完了後、会員でない場合は申込書への記載ができたら、次は運送会社への集荷依頼です。送付先の情報は、サイト内に表示されるので送り状に記載します。

もしも、オーバーホールを依頼するリールに、カスタムパーツが取り付けられている場合は、それを取り外して純正パーツに戻しておくとスムーズです。

スマホからリールのオーバーホールを依頼できる「SLP直通サービス」使ってみたハンドルノブの付け替え(提供:TSURINEWSライター杉本隼一)

荷造りの際は、申込書に記載した付属品を一緒に段ボールに入れて、緩衝材を詰めておきましょう。

スマホからリールのオーバーホールを依頼できる「SLP直通サービス」使ってみた緩衝材を詰めて発送準備(提供:TSURINEWSライター杉本隼一)

発送時に選択できる、精密機械や下積み厳禁の表示をつけておくとさらに破損のリスクが減らせます。

運賃は、必ず発払いを選択するようにしましょう。

3.SLPに到着

SLPに送ったリールが到着するとメールが届き、会員の場合にはマイページから進捗も同時に確認が可能です。

不具合箇所の報告や、部品交換で提示した費用より金額が高くなる場合など、確認事項があれば電話連絡してくれることもあります。

おおよそ1ヶ月以内には、作業が完了してリールが戻ってきます。掛かった料金は申込み時に指定した方法で支払い、入金の確認もメールやサイトから可能です。

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<杉本隼一/TSURINEWSライター>

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