迷惑行為の拡散で株価は暴落もその後暴騰

迷惑行為が大きく報じられた1月31日時点で、F&LCの株価は前日の3,015円から2,895円へと120円下落した。時価総額で換算するとおよそ170憶円を失ったことになり、その理由として動画の拡散が挙がっていった。

しかし、株価はその後少しずつ戻り、2月6日は2,994円と1月31日よりも99円上昇。さらに8日の終値は3,280円となり、迷惑行為が報道された31日と比べると385円上昇する暴騰を見せた。その後、10日時点でも3,240円となっている。

いったん暴落した株価がその後暴騰したことについては、不確かではあるもののいくつかの理由が考えられる。まずは今回の騒動は店舗による落ち度ではなく、あくまで悪質客によるもので店舗は被害者だという点。また、有望企業であれば、不祥事などで株価が下がった時は「買い」のチャンスと言われている点。さらに、一過性の騒動であるため影響は限定的ととらえる人が多かったことだ。