【ゴールドジムアドバンストレーナー加藤直之選手の回答】
難しいところですが「ある程度こだわる」というのが私の答えです。
重量にこだわり過ぎると、ケガもします。他には、重量を上げることばかり考えていると、いかに可動域を減らすかということに焦点が移ります。
現に、私はそのような時期がありました。そうなると目的が違ってきますよね。そこの、はざまです。身体づくりを目指すのであれば、自身の基準となる可動域を決め、その中で伸ばせるところまで伸ばす。まずは、そこが大事だと思います。
重量は追い求めるべきですが、そこは無限ではありません。年齢を重ねると、関節の負担も大きくなります。あくまで筋力は筋肥大の要素の一つです。私の経験を踏まえると、20代~30代前半は筋力を伸ばすことにBIG3を活用し、30代後半あたりからは重量にこだわりすぎることなく継続して行うのがいいと考えます。私は現在40代。30代後半のころに、BIG3の取り組み方を少し変えました。
トレーニングの最初に行う場合は全身のウォーミングアップやその日のコンディションの確認、最後に行う場合は筋力の維持という意味で行っています。現在のトレーニングでは、ある程度の重量を挙げてはいますが、本数はかなり限定しています。
ただし、重量が伸びると楽しいという要素もあります。これはトレーニングに対する大きなモチベーションとなります。
加藤直之(かとう・なおゆき)
1981年生まれ、埼玉県出身。身長161㎝、体重69~71㎏(オン)74~75㎏(オフ)。ゴールドジムアドバンストレーナー。2016・2021年と日本クラス別ボディビル選手権大会70㎏級優勝、2019年日本選手権ではトップ3に輝いた日本のトップビルダー。2022年には世界マスターズ選手権で2位となった。
取材:藤本かずまさ 撮影:岡部みつる
提供元・FITNESS LOVE
【関連記事】
・筋トレ初心者必見!「筋トレメニューの組み方」トップボディビルダー2名が考えた特別メニュー
・激痩せ法公開!驚きの”ビフォーアフター“8選
・腹筋は毎日やるべき!?腹筋ワークアウトの頻度
・肩トレで気を付けてほしい重要なこと
・スポーツジムで聞きました!「みんなプロテインは1日何回飲んでいるの?」