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ロシアによるウクライナ侵略が始まってから、まもなく1年が経とうとしています。最近は、マスコミ各社が「ロシアの大攻勢」に関する記事を毎日のように掲載しており、日本の消費者もこの件に関して関心が高いことが伺えます。

ロシア政府は「大攻勢」について特に何も発表していませんが、一部ではすでに始まっているという指摘もあります。

一方で侵略をしている側のロシア軍に多大な死傷者が出ているという報道もあります。NHKは2月12日に『ロシア軍の死傷者数が急増「侵攻直後以来の多さ」の分析も』と題する記事を掲載し、「直近の一日当たりの死傷者数は平均824人と、去年6月から7月のころと比べて4倍以上になっている」と発表しています。

NHKの記事は間違いではないものの、ウクライナ戦争の長期的な戦況を説明するには不十分ではなかろうかと、私は感じました。

NHKの記事はウクライナ軍参謀本部のデータを元に書かれていますが、MoD UKはこのデータをグラフにして掲載しています。