2月10日、NASAは火星の磁気圏を小型探査機で観測するミッション「ESCAPADE(Escape and Plasma Acceleration and Dynamics Explorers)」の打ち上げをBlue Originが開発する新型ロケット「ニューグレン」で打ち上げる契約を締結したことを発表しました。
ESCAPADEは2機の小型探査機を使って、火星の磁気圏が太陽風とどのように相互作用し、エネルギーとプラズマがどのように磁気圏に出入りしているかを調査します。
NASAは2022年1月に、政府の科学技術衛星の打ち上げを企業に委託する「VADR契約」で、Blue Originをはじめとする12社を選定しました。その後9月にはFirefly Space Transport Servicesが追加で採択され、選定企業は13社となりました。
今回Blue Originが獲得したESCAPADEの打ち上げは、VADR契約の一環で、契約の最高総額は3億ドルです。Blue OrginのニューグレンロケットによるESCAPADEの打ち上げは2024年後半を目指して進められます。
提供元・宙畑
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