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対馬ホテルまとめ
おまけ・対馬で出会った凄いレンタカー会社

対馬ホテルまとめ

対馬のホテルをご紹介しましたが、いかがだったでしょうか。

正直、他の観光地に比べて、施設が飛びぬけて洗練されていたり、機能的にすべてが揃っているとはいいがたいのが現状でしょう。

しかし、それぞれのホテルが、自分たちの価値(魅力)をしっかり持ち「おもてなしの心で旅人を迎えよう」という姿勢を感じました。

築年数は古くとも、きれいに掃除が行き届いていて衛生的な不安は感じませんでした。

対馬は日本の観光地の中ではまだまだ知られていない魅力に満ちた素敵な場所です。

歴史、グルメ、昔からの手つかずの自然など、今のうちに見ておくべきものが詰まっています。

対馬に訪れたことのない人はぜひ一度旅してみてください。

おまけ・対馬で出会った凄いレンタカー会社

対馬のホテルについてお話してきましたが、旅行に関する交通手段としてレンタカーがありますね。

対馬に凄いレンタカー会社があることを知りましたので、みなさんにご紹介しましょう。

そのレンタカー会社とは「バジェットレンタカー 対馬空港店」です。

何が凄いって「お客さん目線」と「おもてなしの心」です。

本石店長のお話が熱かった。

【国境の島】対馬の8つのホテルを視察してきました。
(画像=<バジェットレンタカー 対馬空港店のスタッフ。真ん中が本石店長>、『たびこふれ』より引用)

「レンタカーといえば、旅の入口と出口です。そこでの印象が旅行に大きく影響するので、私たちレンタカー会社の役割と責任は大きいと思っています。」

なぜそう思うかというと、本石店長自身が旅行した時、レンタカー会社の対応が酷く、旅行全体の印象が台無しになってしまった経験があったからだそうです。

「バジェットレンタカー 対馬空港店」のスローガンは「顧客感動」です。顧客満足だけでは足りない。お客さんが感動するくらいのサービスを提供して、対馬ファンを増やしていこうというものです。

顧客感動を標榜する会社はたくさんあります。正直「ふ~ん、あちこちで聞くありふれたスローガンだな」と最初は感じました。

しかし、その顧客感動のためにやっていることがすごかったのです。

例えば、

対馬は読み方がわかりにくい地名が多い。カーナビで目的地を設定しようにも読み方がわからなければ検索するまでがひと苦労です。それを解決するためにやっていることは「Googleマップコードを記載する」というものです。マップコードの番号を入力するだけで簡単に目的地設定ができます。

また対馬にはガイドブックが少ないので、旅行者の参考になる観光情報が得にくいのが難点です。そこでやり始めたことは「スタッフ手作りガイドブックファイルの作成」です。スタッフが自分の足で集めた飲食店、ホテルの情報(忖度一切無し!)でファイルにしていきました。

また対馬はゲーム「ゴーストオブツシマ」で有名になった面もあります。ゴーストオブツシマの聖地をマップ上に落とし込んでいきました。

ガイドブックファイルは「観光編」と「釣り編」があります(対馬には釣り客も多い)。
「釣り編」は釣り場へのアクセスに留まらず、どのスポットからどちらの方向に釣り糸を投げ入れたら良いかのアドバイスまで書いてあります。

以上のように、お客さんの目線で欲しい情報、不便なことが解決できるような情報を手作りファイルにまとめ提供しているのです。

さらに「バジェットレンタカー 対馬空港店」のすごいところは、その自分たちが集めた貴重な情報を独り占めすることなく他社にも隠さず提供している点です。
時には、他のレンタカー会社で車を借りたお客さんにも、ガイドブックだけ貸したこともあるそうです。島の事業者全体で対馬を盛り上げ、対馬を好きになって帰ってもらいたいという、まるでマザーテレサのようなお店なのです。

顧客データ化にも熱心です。

過去にレンタカー利用歴のあるお客さんには「ご利用ありがとうございます。前回は●●(車種)に乗っていただきましたよね」と声をかけたり、車の返却時に「対馬はいかがでしたか?」と声をかけ、お客さんの感想や意見を聞き洩らさず顧客データに蓄積していきます。そして今後のサービス向上に活かしているのです。

「バジェットレンタカー 対馬空港店」は、対馬に数あるレンタカー会社の中でも、アンケート評価がダントツ高いと評判だそうです。

レンタカー会社というと事務的でバイトスタッフも多く、どちらかというとサービスが良くないことが多い印象を持っていましたが、この「バジェットレンタカー 対馬空港店」は "姿勢" が違いました。

自分たちの仕事に誇りを持ち、お客さんにどんなことをどんな風に提供したら喜んでもらえるか、対馬を好きになってもらえるか、を真剣に考えているのが伝わってきました。その根底には対馬ファンを増やしたいという思いがあるからです。

【国境の島】対馬の8つのホテルを視察してきました。
(画像=<バジェットレンタカー 対馬空港店のカウンター内観>、『たびこふれ』より引用)

おそらくこの取組みは本社から指示がでてやっているのではなく、対馬空港店のスタッフ自らが、自分たちの意思でやっていることなのではないかと思います。

世の中には凄いレンタカー会社ってあるんだなぁと思いました。そういう思いを持った人たちがいる対馬、ますます好きになりました。

文・写真・シンジーノ/提供元・たびこふれ

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