時計界では3月末にスイスで行われる大規模な見本市で新作発表が行われるというのが慣例だが、日本においては、新生活がスタートするタイミングに間に合うようにと、いまの時期から新作を発表しはじめる国産ブランドが多い。そこで今回は、発表されたばかりの国産新作腕時計のなかから、新生活のお供にもぴったりな2モデルを紹介する。
1. キングセイコー SDKS017

■Ref.SDKS017。SS(39mm径)。10気圧防水。自動巻き(Cal.6R55)。23万1000円(3月10日発売)
2022年にレギュラーコレクションとして復活したキングセイコーにデイト表示付きモデルが登場。新開発のムーヴメントCal.6R55を搭載し、パワーリザーブ(駆動時間)も最大3日間へとアップした。実用性が向上したことに加え、ケース径が既存モデル(カレンダーなし)の37mmから2mmサイズアップした39mm径となっているというのもポイント。個人的には既存のサイズ感が好みだったが、一方でやや物足りなさを感じていた人にとっては適度なサイズ感ではないだろうか。文字盤カラーはダークブルー、グリーン、ホワイトの3種が展開される。
【問い合わせ先】セイコーウオッチお客様相談室 TEL.0120-061-012
seikowatches.com/jp-ja/products/kingseiko
2. オリエントスター/ダイバー 1964 リミテッドエディション

■Ref.RK-AU0502S。SS(41mm径)。200m防水。自動巻き(Cal.F6N47)。世界限定900本(国内400本)。15万700円(3月発売)
意外と知られていないが、国産時計ではじめて“ダイバーズウオッチ”(もっとも当時は40m防水程度しかなかった)を発売したのはオリエントだった。1964年に発売された、その記念すべきモデルのデザインを踏襲し、現代基準のスペックで蘇らせたのがダイバー 1964 リミテッドエディション(2021年発表)だ。今回、発表されたのはその第2弾モデルで、新たにシルバー文字盤を採用する。メタリックなシルバー文字盤を採用したことで、スポーティなダイバーズウオッチにドレッシーな印象が加わり、普段使いしやすいデザインに仕上がっている。
【問い合わせ先】オリエントお客様相談室 TEL.042-847-3380
orient-watch.jp/orientstar/
文◎堀内大輔(編集部)




提供元・Watch LIFE NEWS
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