画像:イーグルスのジャージを着用したジル夫人、背番号はもちろん”46”出所:Jill Biden/Twitter

ハーフタイムショーは、歌姫リアーナが務めました。2016年以降、アルバムのリリースなし、ライブ・パフォーマンスも2018年2月のグラミー賞を最後にゼロ、2019年にハーフタイムショーの出演を断ったものの、2022年1月の第一子出産を経てスーパーボウルで堂々のカムバックです。

しかも、真っ赤なアンサンブル姿でお腹をさすってステージをお腹をさすり、第2子の妊娠というニュースをドロップするというサプライズ演出を盛り込むなど、RiRiワールド炸裂!さすがに2013年のビヨンセや2020年のジェニファー・ロペスとシャキーラのようなキレッキレのパフォーマンスとはなりませんが、カリブに浮かぶ島バルバドス出身のリアーナらしい脱力感のあるライブ・パフォーマンスで観客を沸かせました。

画像:リアーナのハーフタイムショーは、YouTubeでチェック可能出所:NFL/Twitter

さて、ここで気になるのがやはりスーパーボウル・アノマリー。NFCに所属するチームが優勝すればS&P500がその年に陽線引けし、AFCのチームが制すれば陰線引けするというものです。

今年はAFCに属するチーフスが頂点に立ったため、下落のサインが点灯したことになります。。

しかし、足元でスーパーボウル・アノマリーは1勝6敗と負け続けており、チーフスが前回優勝した2020年、コロナ禍でS&P500は15.8%高を遂げました。しかも、スーパーボウルが初めて開催された1967年以降、チーフスは3回優勝経験があるなか、今年を除く2回優勝した際には前述の2020年と合わせ1970年も0.1%高ながら小幅に陽線引けしており2連勝中。スーパーボウル・アノマリーというより、チーフス・アノマリーでいえば、3度目の正直があり得る?

ちなみに、スーパーボウル・アノマリーは56戦31勝25敗で勝率は55%。かつては1997年までの勝率は71%だったのですが、1998年以降、振るわなくなったのは米株高が続いたためと言えるでしょう。ITバブル崩壊以降、S&P500は続落していませんから、むしろアノマリーが外れた方が縁起がよさそうです!

編集部より:この記事は安田佐和子氏のブログ「MY BIG APPLE – NEW YORK –」2023年2月13日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方はMY BIG APPLE – NEW YORK –をご覧ください。