料理レシピのコミュニティウェブサイトのクックパッドは2月10日、広告事業の一部を始め、たべドリ、Komerco、おりょうりえほん、ツリバカメラ、Oitocoの6事業を廃止し、さらに最大40名の希望退職者を募集すると発表した。

 たべドリは2019年に立ち上げた料理のトレーニングアプリで、料理の写真を送ると専任トレーナーからのアドバイスを受けることができる。月額の利用料金は1,500円。Komercoは2018年にスタートしたオンライン上のマルシェで、調味料や料理道具、器などを直接、生産者やクリエイターから購入できる。おりょうりえほんは2019年から展開を開始した食育に関する絵本のサブスクリプションサービス、ツリバカメラは釣り人のための情報プラットフォームだ。6事業の売上高は2022年12月期通期で10億8300万円で、売上比率は11.9%。

 また、クックパッドはこれらの事業に所属する従業員、間接部門であるコーポレート部門を対象に希望退職者を募集する。エンジニア職とデザイナー職は対象外。募集期間は2月13日から3月3日までとなり、退職日は4月30日。退職者は会社都合扱いとなり、特別退職金を支給する。

 クックパッドが同日発表した2022年12月期通期決算は、売上高は90億8600万円(前年同期は100億400万円)、営業利益は35億2000万円の赤字(同26億3200万円の赤字)、親会社の所有者に帰属する当期利益は34億8800万円の赤字(同23億8000万円の赤字)と減収減益で今期も最終赤字だった。同社は、今回の事業廃止の責任を明確にするため、岩田林平代表執行役と犬飼茂利男執行役CFOの役員報酬をそれぞれ50%、30%を2カ月分返納するとしている。

文・セブツー編集部/提供元・SEVENTIE TWO

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